小学校受験に必須の「情報」とは?①




こんにちは!小学校受験・知育レッスン家庭教師派遣の

ミセスサリヴァン言水です。

暑い日が続いておりますね。

夏期講習を前に、今年の受験生さんであればご志望校を確定された頃でしょうか。

年中さん・年少さんのご家庭では説明会などでご興味をお持ちの学校を

ご覧いただいている頃でしょうか。





今日はよく言われている

「小学校受験の情報」

についてお話ししたいと思います。




「小学校受験は情報戦」

と言われることがあります。

確かにここ数年受験者が増え、10倍を超える倍率の学校も

たくさんある状況ですので、合格を掴むために有意義な情報を

ぜひ集めたいとお考えの保護者さまも多いと思います。




小学校受験は中学以降の受験と違い、いわゆる

「学力」以外に合否を左右する要素が多く

また「学力」を問う部分である考査のスタイルや

内容が学校によって違います。

また学校によって好まれるお子さま・ご家庭の

タイプも違います。

これらのことから、小学校受験される場合

情報収集は必須と言えると思います。






ただ、巷にあふれている小学校受験の情報には

信憑性が疑われるもの、事実ではないものも多くあります。

また、どんな情報をどこまで集めたら良いのかで

迷われる保護者さまも多いと思います。





今日は小学校受験される場合、ご希望の学校について

ぜひ知っておいてほしい情報が何か、ということを

お伝えしたいと思います。





1.その学校の難易度






それぞれの学校は、難易度が違います。

どれだけ入学を希望する人がいて、どれだけ入れる人がいるのか。

志願者が多ければ多いほど合格は難しくなります。

2023年度の人気校の倍率を下記にご紹介させていただきます。

小数点以下を四捨五入した倍率です。









1.慶應義塾横浜初等部       約14倍

2.東京農業大学稲花小学校     約12倍

3.東洋英和女学院小学校      約12倍

4.慶應義塾幼稚舎         約12倍

5.雙葉小学校           約11倍

6.桐朋小学校           約11倍

7.早稲田実業初等部        約10倍 

8.学習院初等科          約10倍

9.桐朋学園小学校         約10倍

10.立教女学院小学校       約9倍



人気校トップ10の学校はいずれも14人~9人の中の1人に

選ばれなければ合格できない、これが現実です。

また、この中にはその学校をよく知るご卒業生のお子さまや

在校のお子さまの弟妹さん、その学校に強い繋がりを持つ

ご家庭のお子さまなどが含まれています。

そうすると、本気で戦う場合の実質倍率は、この表に書かせて

いただいた倍率よりも高くなるのです。





まずはご志望の学校について、一体どれくらいの倍率なのか

どれくらい厳しい戦いになるのかを保護者さまが把握される

必要があります。

サリヴァンの会員さまからはこれらの難関校への合格者が

多数出ております。

ですが合格された方たちに「なんとなく」準備をしたという方は

いらっしゃらず、現実を認識した上で親子で正しい方向性で

全力の努力をされて合格しておられるのです。





また、お教室ではあまり「この学校は倍率が高すぎるから

お勧めできません」とおっしゃらないと思います。

ですがたとえば年長初夏以降に入塾されたお子さまの保護者さまに

これらの高倍率な学校をお勧めするというのはどうかと思います。

もちろん前向きなお気持ちで受験準備をすすめていただくことは

とても大切です。

ですが安易に難関校をお勧めすることで、併願校も高倍率の

学校ばかり、結果として全滅というケースは残念ながら多々あるのです。

そうなったときに、頑張ったのに学校からの招待状がいただけなかったことに

傷つくのはお子さまなのです。





まずはご志望の学校の難易度がどれくらいなのかを把握しましょう。

普通は何校か併願されますから、併願校も高倍率である場合、

リスクの高い受験になるということを認識されたうえで、

どれくらい頑張れるのかを考えてご志望校を選んでくださいませ。







長くなってしまったので、この先はまた改めて書かせていただきます。