小学校受験で確実に成績を上げる方法







こんにちは!小学校受験・知育レッスン家庭教師派遣の

ミセスサリヴァン言水です。

夏休みを前にして、体験レッスンとカウンセリングのお申し込みを

たくさん頂戴しております。

中でも保護者さまからご相談いただくことが多いのは

「模擬試験の成績が上がらない」

「模擬試験の成績が下がってしまった」

というお悩みです。

このご質問をいただいた場合に私が必ず伺うのは

ご家庭での家庭学習についてです。

1.どれくらい家庭学習をしているか

2.どの時間帯で家庭学習をしているのか

3.家庭学習で取りくんでいる内容は何か

成績を向上させるために必要な要因のすべては、この中にあります。






1.どれくらい家庭学習をしているか


ここでいう「どれくらい」とは、家庭学習の

ボリュームとかける時間です。

単純に「時間」や「プリントの枚数」ではかれないのは

充分な「時間」をかけているように見えても

取り組みを開始しても集中するのに時間がかかり、

座っているけれど学べていないというケースや

「プリントの枚数」がこなせていても

やっつけ仕事で知識を定着させられていないケースがあるからです。




年長さんであれば、ご志望の学校がどこかにもよりますが

今かららのシーズンであれば難関校または準備を開始されたのが

遅かった場合などは1日3時間~ほど、

難関校ではない場合と、ある程度基礎ができている場合は

1日2時間ほどでしょうか。

「意外に少ない」と感じられる方も多いかと存じます。

時間は短めに設定しています。ただし、この時間の中では

全力で集中して取り組んでいただくのが前提です。



お子さまですので、2時間とか3時間をご家庭でお母さまや

お父さまと連続しての学習は難しいと思います。

ですので、勉強時間を分割しましょう。

なので朝起きてから1時間のお勉強、

日中は幼稚園や保育園で過ごし、自宅に戻ってから

1時間~2時間、巧緻性などを含めたお勉強、

などにしていただけると良いと存じます。





ペーパーのボリュームについては、得意な分野か

苦手な分野かで進捗枚数がかなり違うと思いますので

一概に〇〇枚、とは言えませんが、やるべきプリントを

前夜のうちにご両親がセットしておき、翌日すぐに

取り掛かれるようにご準備をされておくとよろしいかと存じます。

またはお忙しいご家庭であれば、1週間でやるべきことを

決めてまとめて用意しておき、その時の進捗状況と

お子様の理解度によって調整を入れるという方法も良いと思います。






コツは、雨の日も風の日も、休日でも長期休暇であっても

このリズムを絶対に守って淡々と続けることです。

よくご相談をいただくのが

「お子さまが嫌がって家庭学習がすすまない」

というお悩みなのですが、

たとえばある程度うまくいっていたお勉強が今時期になって

崩れるケースで見られるのは

GW中などに家庭学習のリズムを乱してしまった、というケースです。




ほとんどの教室では4月から6月に図形推理を中心とした難関分野の

分野履修を行います。

ちゃんと復習していてもこれらの分野は難しく、お子様にご負担ですが

この時期に家庭学習の手を抜くと一気についてゆけなくなり、

お勉強がわからない=つまらない、やりたくない

ということになってしまいます。




また、保護者さまの心の中に

「嫌がっているお子さまにお勉強させるのは可哀そう」

というお気持ちがある場合も、家庭学習はうまくいきません。

おこさまは賢いですから、そういう保護者さまのお気持ちを見抜き

また、嫌がることでお勉強ができなかった場合

「ごねれば勉強しなくて済む」と学習してしまいます。




小学校受験する以上、家庭学習はやるしかありません。

一番お子さまがお気の毒なのは、受験をしたけれども

ご準備が中途半端だったために、お子さまなりに頑張ったのに

1校にも合格をいただけなくなるケースです。

小学校受験すると決めて通塾を開始されているのであれば

あと5か月(早い場合は3か月)腹をくくってやり切りましょう。



いずれにしても4月になって小学校に進学されたら、

どんな学校でも1時間目から5時間目までお勉強し、

家に帰って宿題をするようになるのですから、

今していることは受験準備兼就学準備だと思っていただき、

素敵な小学生のお兄ちゃまお姉ちゃまになるための

トレーニングとして頑張ってくださいませ。



なお、今まで家庭学習の習慣がない場合や

これから本格的にご準備を開始される場合には

私が先ほど書かせていただいた学習時間をいきなり設定

するのは無理があると思います。







2.どの時間帯で家庭学習に取り組んでいるのか


大人と違ってお子さまは、睡眠時間を長くとる必要があるため

1日の中の稼働可能時間は限られています。

また、お時間帯によってお子さまのコンディションがかなり

異なりますので、せっかくお勉強をするなら、お子さまの

コンディションの良い時間帯にするに限ります。

お子さまのお取組みが難しくなるのは

1.眠い時

2.疲れている時

3.お腹がすいている時

です。

こういう時にお勉強をすると、進まないのはもちろん

お子さまが取り組みを嫌いになってしまうケースが多発します。

家庭学習はこれらの時を避けて行いましょう。




それぞれのお子さまに異なった生活リズムがあると思いますが、

圧倒的にお勧めなのは

「朝の勉強」

です。

起きたら顔を洗って、飲み物を飲んで、お勉強を開始するやり方です。

充分な睡眠をとった後のフレッシュな状態でお勉強できますし、

朝は知識の定着率が高いのです。

何よりも朝にある程度のお勉強が終えられると

親子で気持ちにゆとりを持つことができます。



もちろん、保育園でお昼寝の時間がしっかり設定されて

いる場合などはお昼寝後の夕方の時間がお勉強のメインになる

というケースもあると思います。

ただ、実際の考査ではゆとりを持った移動時間を見積もると

とんでもなく朝が早いということが良くあります。

その時に朝型になっていないと、眠い状態で考査を受ける

ことになってしまいます。

また午後の考査が普段のお昼寝時間になってしまう場合も

眠くなってしまうと思います。

受験生さんでお昼寝をされている場合は、そろそろ

保育園に相談されて、お昼寝を徐々になくしてもらい

朝方にシフトされることをお勧めします。




なお、早起きはいきなりは難しいと思いますので

毎日少しづつ起床時間を早めていかれると良いですね。

朝でないとしても、お勉強はお子さまのコンディションの

良い時間帯に行ってくださいませ。






3.家庭学習で取り組んでいる内容は何か



家庭学習で絶対にやってほしいことは

今かよっておられる塾の復習です。

今までしつこいくらい、このブログでも実際の

保護者様のお話の中でも

「塾の取り組みは復習が命」

「しっかり復習できるボリュームでのみ講座を受講してください」

と言い続けてきましたが、

この「復習」のやり方に、工夫が必要というケースがあります。




もし現段階で通っておられる塾の進度や難易度に

お子様がキャッチアップできていない場合は

塾でやったプリントを家でもう1度やっても

残念ながら力がつかないと思います。

なぜかというと、お子さまがその分野を本質的には

理解していないままだからです。




あらゆるペーパーの問題には、レベルがあります。

基礎がゆるいままでいくら発展問題をやっても

実際には理解ができていないのです。

そうすると、できる場合もあるけれど、できない場合もある

とうことになってしまい、成績を安定させることができません。

お子さまの理解度がどれくらいなのか、

塾で取り組んだ問題よりもっと基礎的な問題に取り組む

必要があるのかを見極めて、基礎問題に戻る必要があれば

絶対にもどりましょう。

そうすると、ただただ塾の問題を繰り返しするよりも

ずっと力がつきます。

また、レベルのあわない難しい問題にばかり取り組むのは

意味がない上にお勉強がつらい、楽しくないと感じさせてしまう

大きな要因になります。





塾の復習以外で絶対にやってほしいことが

「聞き取り力の強化」です。

成績のふるわないお子さまの一番大きな原因は

苦手分野があることではなく、発問の意図が

理解できなかったり、聞き漏らしてしまうことで

いろんな分野でまんべんなく点数を落としてしまっていることです。




塾でやってきた問題は、発問を覚えていることも

多いと思います。もちろん、塾では間違えてしまった

問題をご家庭で取り組んで「できるようになった!」

という成功体験を積むことは大切です。

ですが、それとは別に、「指示を聞き取らなければ

解けない問題」に必ず取り組みましょう。





たぶん今通っておられるお教室の先生に、成績が

上がらない、下がってしまったなどの相談をされた場合、

講座をプラスしたり、プライベートレッスンをプラス

するアドバイス以外であれば、「家庭学習を頑張ってください」

と言われると思います。




この「家庭学習を頑張る」ことについて

〇何をどうやったら良いかわからない

〇お子さまが嫌がって進まない

などでやりたくてもできないと悩んでおられる保護者さまが

らっしゃいましたら、サリヴァンにご相談ください。

とくに今年の受験生さんの場合、もう悩んでいる場合ではありません。

1日も早く、お子さまに力がつく家庭学習に取り組みましょう。

今らか全力で取り組んでいただければ、ご志望の学校にはよりますが

まだ間に合います。