小学校受験 合格されたご家庭の共通点②お父様について


こんにちは!幼児・小学校低学年向け家庭教師派遣の

ミセスサリヴァン代表の言水(ゴンスイ)です。

前回、小学校受験 合格されたご家庭の共通点① を書かせて

いただきました。

本日はpart2をお届けします。


3 お父様が協力的なご家庭


小学校受験されるご家庭の中には、お母さまが主体となって

準備をしておられるご家庭も多いと思います。

お父さまはお仕事がお忙しいことも多いと思いますから、

日頃の受験準備のメインをお母さまが担われることは

もちろん何の問題もありません。

ですが

〇お母さまとお父さまの意見が違う

〇お父さまが願書のアドバイスを聞いて下さらない

〇お父さまが学校について学んで下さらない

これらのケースは問題が生じます。



たとえばお母さまがお子さまの対策のご様子を

見ながら塾や家庭教師と相談をされてここならば、と

お決めになったご志望校と、お父さまが想定されている

ご志望校が違う、こういうことがあります。

学校によって当然、対策の方向性や試験までに必要な

準備の内容、考査の日程などが違いますから、

ここでご両親の意見が統一されていない場合、

双方のお考えになるご志望校の対策を同時に進めなくては

ならないため、ご志望校が難関校であればあるほど

負担がかかり、かつ1校に対する対策が薄まります。

また小学校受験に対して、時間的・経済的にどれくらいの

リソースを割いても良いと考えているのか、この点もご両親で

お考えが違うと難しいと思います。



なので

〇なぜ小学校受験なのか

〇どの学校がご両親の教育方針・お子さまの特性とマッチするのか

〇どれくらいの熱量で小学校受験に臨むのか

小学校受験を決めたら、これらについてご両親で

なるべく早めにじっくりご相談なさってください。




また、ご両親で小学校受験についてじっくりお話しされ、

お父さまも心から納得されて取り組まれるとそういうケースが

減ってくると思うのですが、お父さまが願書についてのアドバイスを

聞いてくださらない、というケースもなかなか大変です。




お仕事で素晴らしいキャリアをお持ちである

場合も多い小学校受験生さんのお父さまには

小学校に提出する願書ではご両親およびご親族の強みを

アピールするのが最善と考えておられる方が、

やはりいらっしゃいます。

もちろん「強み」は書いてほしいのです。

でうすが小学校受験におけるご家庭の「強み」は

ご家族のチームワークの良さや、お子さまとの日常生活を

どれだけ丁寧に送っておられるか、です。

華麗な学歴やお仕事でのご活躍を書いても、

「強み」にならないのです。




学校によっても違いますが、ほとんどの学校では

志願者のご家庭のお父さまが「職業人としてどうあるのか」

ではなく「家庭人としてどうあるのか」を

知りたいと思っているはずだからです。



特に女子校や宗教校を志願されている場合、

アグレッシブな願書は「謙虚ではない」と受けとめられる

リスクを高めますので、願書でアピールするポイントを

どうしても変えたくない場合は、ご志望校を変更する

というのも一案だと思います。




また小学校によっては面接の配点、特にお父さまの

受け答えが合否に重要な影響を及ぼす学校があります。

面接で、お母さまにはほとんどご質問がなく、お父さまばかりに

ご質問があるケースもあります。



そういう面接にお父さまがご志望校について、

どんな教育方針を持っているのか、

どんなご家庭、どんなお子さまをお好きなのか、

その学校が大切にしていることは何なのか、を

学ばれずに挑まれた場合、学校から「このご両親と

一緒にお子さまを育みたい、学校のファミリーに

入ってほしい」と思っていただける可能性は著しく低下します。

お父さまが(お母さまもそうですが)面接で大失敗された場合、

難関校合格は不可能になります。

ですので、お父さまがどうしても学校について

学ぶことに積極的になれないのであれば、面接のない学校、

またはお父さまが面接を欠席されても合格が可能な

学校を選ぶという作戦を取られるケースもあるくらいです。




時々、とても謙虚なお父さまから、「子どもも妻も大変

頑張っております。僕の面接が一番心配です。

ぜひ学校についてや、面接についてご指導いただきたい」

とご相談をいただくことがございます。

そういうお父さまだと逆に私もサリヴァンの講師も大変

安心します。




小学校受験をされるご家庭にとって、お父さまが

どれだけ積極的に協力してくださるのかは、

非常に重要です。