小学校受験 合格されたご家庭の共通点 ①

こんにちは!幼児・小学校低学年向け家庭教師派遣の

ミセスサリヴァン代表の言水(ゴンスイ)です。

先日、【速報】今年の小学校受験結果考察 part1 を書かせて

いただきました。

part2をお届けしたいのですが、まだ調査がこれからなので、

今日は違う視点でブログを書いてみようと思います。




今日のテーマは小学校受験で合格されたご家庭の共通点についてです。

お子さまがどうだったかということではなく、ご家庭(ご両親)が

どうだったかについて書きたいと思います

小学校受験はが中学校受験と違い、お子様の学力が合格に

直結しない受験です。そして中学受験以上に親御さんの

オーガナイズ力が求められる試験だからです。



1.第一志望がぶれなかったご家庭




毎年思いますが、今年もやっぱり思いました。

「この学校に何が何でも」というお気持ちで全力投球された

ご家庭が、やはり合格されています。

( 慶應義塾幼稚舎は除きます)

その学校にもそれぞれ魅力があり、また、ダメだった時の

ことを考えるとつい、複数の難関校を併願したくなります。

また「どの学校にご縁があるかわからない」という考え方も

あると思います。

ですが、そうすることで第一志望の学校に対する熱量と

ご準備のボリュームが、やっぱり薄まってしまうのです。



唯一、難関校複数併願がギリギリありなのは、考査のタイプ

の似た学校を併願されるケースか、または複数の女子校を

併願されるケースです。

小学校受験塾の合格体験記には、複数の難関校から

ご縁をいただいたとう華々しい報告が記載されていることも

多いですが、そういうケースは一部です。

また、たくさんの学校に合格されたとしても、

実際に通うことができるのは1校だけです。




現在毎日、新規のお問合せいただいたり、体験レッスンを希望

してくださってる保護者さまとお話しさせていただいて

おりますが、ご希望にフィットする講師をいちばん

スムーズにご紹介できるのが、第一希望をガッチリ決めて

おられるご家庭です。

学校にもよりますが、その学校の考査や対策の方向性に

特色があればあるほど、マンツーマンでお子さまと保護者

さまにじっくり対応させていただける家庭教師が

お手伝いできることが多いのです。




たとえば青山学院初等部や立教小学校、成城学園初等学校などは

特に第一志望の方が有利な学校だと感じております。

よくお客さまに「第一志望かどうか学校にわかるのですか?」

と聞かれますが、わかると思います。

会員さまのお書きになった願書や志望理由書を拝見するだけでも、

私にでもその熱量というのは伝わります。

そこに願書+面接でのご両親のお話、その学校の考査に

対してのお子さまの対応力をあわせると、

第一志望かどうかはほぼ間違いなく、学校に伝わると思います。

それ以外にも第一希望かどうかわかる要因があるのですが、

これ以上のディテールについてお聞きになりたい方は

サリヴァンにお問合せくださいませ。

(ちょっと書きにくいです)





もちろん、新年長さんになられたばかりのご家庭や

新年中さんのご家庭であれば、現段階で第一志望校が

絞り切れないということはあると思います。

その場合、学校に対する情報収集をしながら

少なくとも年長さんになる4月頃までに、第一志望を

定めましょう。そして決めたら、ブレることなく

最後まで徹底的にその学校に対する対策を

やり切ってくださいませ。




2.願書面接にエネルギーを注がれたご家庭


どのご家庭も、お子さまの対策には力を入れて

取り組まれるのですが、残念なのは必ずしも

願書や面接にエネルギーを注がれないケースがあることです。

たとえば

〇慶應義塾幼稚舎

〇慶應義塾横浜初等部

〇桐朋学園小学校

〇桐朋小学校

これらの学校には面接がありません。

逆にいえばそれ以外の学校には、国立の

小学校を除いてはご両親の面接があることが

ほとんどです。



学校によってその配点は違うと思われますが、

わざわざ学校が出願された(または1次試験を通過された)

すべてのご家庭と面接をされる理由は、それが必要だからです。

少なくとも小学校の6年間、学校によっては中学校の3年、高校の3年

までのさらに長いあいだ、生徒の保護者として学校に

密接にかかわってくるご両親が、学校の教育方針を

あまり理解しておられなかったり、学校のやり方に

合わせさせていただきます、という謙虚さがなかったりしたら、

学校としてはリスクだと思います。



憧れの名門校でも、入学してみればいろいろなことがあります。

学校によっては付属校の推薦をいただけなかったり、

留年になってしまうことも普通にあります。

必ずしも良いことばかりではない学校生活のなかで、

保護者さまとトラブルになったり、場合によっては双方

弁護士を立てて係争するという状況はどの学校も

避けたいと考えているはずです。




もちろん面接の短い時間ではご両親のことがそれほどは

わからないかもしれません。ですがその短い面接時の間ですらも、

学校ににあれ?ちょっと違う?思わせてしまうご家庭を

わざわざ合格させる必要がないと思われます。



今年、面接がものすごくお苦手だという保護者さまがおられ、

たしかに最初はこれは練習が必要という状況でいらっしゃいましたが、

本番までに6回もの面接練習をされ、アドバイスさせていただいた

改善点をしっかりと取り入れられ、本当にご努力を重ねられました。

最後には、もうこれでばっちりです!と先生方が太鼓判を押して

面接本番に挑まれました。

見事第一志望校に合格され、「先生方のおかげです!」と言って

いただけましたが、これは一重に、保護者さまがご自分が面接が

お苦手だと認識され、何度も練習のご依頼をされて必死にご努力を

重ねられた成果です。私どもがどんなに「面接練習をさせていただきたい」

と思っても、保護者さまにそのお気持ちがなければ、面接のお手伝いを

させていただくことはできないからです。



また、短い面接を補う重要な資料になるのが、願書です。

願書に書いてあることを下地に、面接が行われることも大変多く、

そうなると願書がイマイチだと面接もイマイチということに

なってしまいます。

人気校であればあるほど、たくさん届く願書の中で、

先生方の目にとめていただくには、オリジナリティあふれる

そのお子さまとご家庭の魅力が伝わるエピソードを

書いていただく必要があります。



サリヴァンの先生方と会員様についてのお話をしている

中で、会員さまのご家庭やお子さまについての素敵な

エピソードが出ると、どの先生も

「願書に書けますね!!」と目を輝かせます(笑)

講師みんながいいな、素敵だなと思うエピソードは

特別な行事やお出かけではなく、日常生活の中に潜んで

いることが多いのです。




長くなりましたので、また改めて続きを書かせていただきます。