【速報】今年の小学校受験結果考察 part1

こんにちは!幼児・小学校低学年向け家庭教師派遣の

ミセスサリヴァン代表の言水(ゴンスイ)です。

慶應義塾横浜初等部の1次試験の合格発表が終わり、

残すところは慶應義塾横浜初等部の2次試験と、あとは

国立の小学校の考査となり、今年の小学校受験シーズンも

終盤にかかってまいりました。

慶應横浜初等部の1次試験に通過した皆様、おめでとうございます!

これから2次の対策に力をお入れになるところだと思います。

昨年も書きましたが、今年も書かせていただきます。

くれぐれも、本番の前日に塾から流れてきた情報を聞いて

その内容をお家でお母様と特訓するのはおやめくださいませ!!

合格するものも合格しなくなります。


慶應は子どもの世界に住んでいる子ども族を好みます、

という言葉を、ご自身が幼稚舎の出身の先生から聞いて

なるほどと思ったものですが、仕込まれた、とか作られた、

という雰囲気のお子さまを本当にお嫌いのようです。


前夜の一夜漬けでお子さまの思考力を低下させ、魅力を

減らしてしまうのはもったいないです。

2次試験に向けて、自己肯定感を高め、楽しく工作絵画・体操に

取り組みながら最後の仕上げをされ、体調と気力を整えて

元気に考査にいらしてくださいませ。


慶應義塾横浜初等部以外の私立小学校については結果がほぼ出ました。

今年の結果を見て、難関校に合格するために必要な要件が

見えてきました。

ざっくりここで書くと、難関校に合格するには

「絞るか、やり切るか」

これに尽きると感じております。

昨年度も感じておりましたが、今年は青山学院初等部で、

特に「第一志望での合格者の多さ」を感じました。

青山は1昨年度からペーパーの考査になりましたが、

いつまた従来の個別考査に戻るかもしれない状況です。

ですからペーパーと個別考査の両輪で対策を進める

必要があります。

今年の青山合格者は美術のみ受講されていた会員さまを

除き、全員がサリヴァンの青山担当講師が青山対策を

していた生徒さまでした。

担当の生徒さんから青山に2名の合格、2名の補欠合格を出した

講師に話を聞いたところ、

「私のやっていた青山対策は実際の考査にたくさん出た

わけではありません。ですが青山らしさをふんだんに

取り入れたレッスンを受けていただき、ご両親に青山についてたくさん

お話しできたご家庭が結局は合格されました」

とのことでした。

合格されたお子さまには成績の振るわないお子さまも

いらっしゃいました。

逆に青山に絞られてない場合、抜群の成績でもご縁を

いただけていませんでした。


立教小学校と学習院初等科は変わらず対面考査です。

ノンペーパー校の併願校がペーパー難関校の場合、

その対策の対策のバランスが非常に難しくなります。

1昨年度までは、それでもノンペーパー校とペーパー校の

両輪で対策されいてる方でも立教や学習院に合格される

ことがもう少しありましたが、今年は第一志望にしておられたか、

または第一志望ではない場合も、立教や学習院の対面考査の対策に

時間とエネルギーをしっかり割いた方以外は、合格していないと

感じました。

(ただし、学習院は幼稚舎に合格されるお子さまであれば

必ずしも学習院対策を万全にされていなくても、

合格されるかも知れません。)

第一志望校の対策をしながら、立教や学習院の個別考査の対策を

並行して行うのは、とても大変です。

ですがそれを「やりきった」ご家庭が併願でも合格されています。


また、学習院や立教とおなじ個別考査校かつ、考査の日程が

遅めの成城学園初等学校は今年も校長面談からのスタートでした。

第一志望にされていた方はもちろんですが、併願でも校長面談の申し込みフォーム

身上書志望理由書・願書の3点を入念に準備され、それを元に校長面談の

準備と面接の準備をし、お子さまの個別考査の対策をきちんとされた

ご家庭が強かったです。また、青山や立教とのダブル合格のご家庭もあり、

個別考査校は考査の方向性が重なると感じました。

ペーパー難関校とのダブル合格のご家庭もあり、担当講師に聞いたところ、

塾ではペーパー校の講座をとり、成城対策はサリヴァンの講師が言語や

過去問でじっくり対策したとのことでした。

倍率が上がり厳しくなっている小学校受験で合格するには、

第一志望校をしっかり決めてフォーカスして対策を絞り込むか、

または併願含めて負担が大きくても徹底的にやり切るか、

どちからだと思います。

長くなりましたのでパート2に続きます。