小学校受験 合格する教室の選び方

こんにちは!幼児・小学校低学年向け家庭教師派遣のミセスサリヴァン

代表の言水(ゴンスイ)です。

ついに明日から都内の私立小学校の考査が始まります。

現在年中さんのお子さまは明日から新年長さんになられ、

小学校受験まであと1年ですね!



小学校受験に向けてどの塾でどの講座を受講するかを

すでにお決めになっているご家庭も、迷われて悩んでおられる

ご家庭もいらっしゃると存じます。

私もサリヴァン講師も、どの小学校受験塾を選ぶべきかと

どの講座を受講するべきかのご相談をいただくことが大変多く

なっております。


私は例年、小学校受験のためのお稽古も、それ以外のお稽古も、

まずはギューッと絞りましょう、

というアドバイスをさせていただいておりました。

ですがご志望の学校にもよりますがアドバイスの方向性を少し変える

必要があると感じております。




その要因の1つは、まずは小学校受験の競争が厳しくなったことです。

そしてもう1つは、教室によってはすぐに定員が埋まってしまうことです。


まずご志望校が

〇慶應義塾幼稚舎

〇慶應義塾横浜初等部

〇早稲田実業初等部

上記のいずれかでいらっしゃる場合は

ペーパーの対策と同時進行で、絵画制作と体操のご準備を

開始する必要があります。

なのでこれらの学校を受験されるご予定の新年長さんは

ペーパーの対策とともに、絵画制作と体操の対策を

どこでどうやって行うのかをご検討ください。



早稲田実業の場合は、たぶん慶應ほどはハイレベルな体操は

必要ないと思われます。ですが昨今、慶應横浜初等部と

早稲田実業の両方を志願される方が大変多く、慶應志願の

方は体操の対策をかなりされますから、体操も早めに対策

を開始されて、しっかりと体幹を鍛えて「動ける体つくり」

をなさってくださいませ。





なお、小学校受験本番まであと1年のこの時期ですので、

絵画制作と体操の対策も「ご志望校に合っているか」を

見極めることが必要です。

教室で教わる場合も、家庭教師を頼まれる場合も、

ご志望校の対策として有効なご指導が受けられるかを

よく見極めてお決めになってください。


ご志望校に上記3校が含まれない場合は、

体操と美術の対策を同時進行までは必要ないですので、

ご志望の学校の対策を得意としているお教室にお問合せを

していただき、体験レッスンをお受けになってください。

そのお教室の指導内容がお子さまにフィットしているか、

また指導方針を保護者さまが気に入られるかどうかは

もちろん大切です。



プラス、近年(とくに昨年度)、どの学校にどれくらいの

合格者が出ているのかを確認しましょう。

良い幼児教室はたくさんあります。ですが、どの教室も

得意な学校というものがあり、万能の教室はありません。

大手塾の場合は教室を移動することによって、ご志望の

学校に合った授業を受けることができますが、その教室

単体で見た場合、必ずご指導を得意としている学校があるはずです。

なので、あと1年で考査をお受けになるのであれば、

ご志望の学校の対策を得意としている教室に通塾してください。




ただし、ここで注意しなくてはならない問題があります。

それは、残念ながらすべての塾が正しい合格実績を

発表してはいない、ということです。

教室によっては、模擬試験をお受けになっただけの方を

合格実績としてカウントしているケースもあれば、

全く事実と違う数字を合格実績として公表しているケースも

あるのです。

教室数がたくさんある大手受験塾以外で、複数の難関校への

異常に多数の合格実績を記載している教室については

その数字が本当かどうかを見極める必要があります。





新しい教室もできておりますなかで、その教室の実績の真実を

確認することは本当に大切だと感じております。

私どもも本当によく、どの教室が良いかとのご相談をいただきますが、

私どもがお勧めできる教室は

1.会員さまが通われて合格された教室

2.会員さまが通われて良かったとおっしゃっている教室

3.その教室からサリヴァンに移籍された先生から良さを聞いている教室

この3つのいずれかに該当する教室だけです。

考査までの貴重な1年間通われる教室になりますので、ぜひ

慎重に吟味して選んでいただけましたらと存じます。



なお、迷われる場合は、しばらく通って様子をみられて

授業内容が目的にフィットしないと感じられる場合や

お子さまに合わないと感じられる場合は

そのタイミングでお辞めになるというやり方もあると思います。


なお、お教室の席を押さえてしまえば、まずはベーシックな講座を

お取りになって、その後どのクラスをプラスで受講するか

についてはお子様の状況を見ながら追って検討されてもよいと思うのです。

どんな塾のどんな講座でも、受講された後に復習をしっかりして

お子さまがそれを自分のものとして定着させることができなければ

あまり意味がありません。

通っているだけで自動的に力がつく教室というのは

残念ながらないと思います。

(ですので「自宅で復習や家庭学習をしなくてよい」とおっしゃる

 教室には、かなり懐疑的にならざるを得ません。)

早い段階から塾でたくさんの講座をとっておられたのに

年長の夏の段階でじつは塾で学んだはずのことが

身についていないことがわかった、というご相談を

毎年たくさんいただいております。

塾の復習をするには、塾でできなかった問題を

家で解きなおすというやり方が基本になりますが、

たとえばその問題自体だとその時お子さまにとって

少し難しくて概念を理解しにくいといこともあるかと存じます。

そういう時は少し難易度を下げた類似問題を解くことで

理解できるようになることも多いのです。

そういう丁寧な復習には時間がかかります。


せっかくお取りになっている塾の講座の内容を

しっかり身に着けるためにも、取る講座を吟味して

最初はちょっと少ないかな、くらいで新年長さんを

スタートしましょう。

これから年度が進んでいくにつれて、お子さまに必要な

ことや課題が明らかになっていくはずです。

お子さまの状況によって取るべき講座も違います。

また、現段階でご志望校をまだ絞り切れてない方も

多いと存じますが、今後ご志望校が変われば必要な

お勉強も変わってきます。

その時に、必要な講座を足しましょう。



季節講習で取ることもできますし、いっぱいで

入れないとあきらめていた講座のキャンセル待ちの

順番が忘れたころに繰り上がるということもあります。

何を足すべきか、足さなくて良いのかなどで迷われたら

小学校受験の経験者が近くにいらっしゃればその方に、

いない場合はお教室の先生や私どものような家庭教師に

ご相談なさってください。


お子さまのタイプによってもご志望校によっても

回答は違ってきますので、できれば複数のアドバイスを得られて

比較検討され、納得のいくチョイスをなさってくださいませ。