東京農業大学稲花小学校が求めるものとは?




こんにちは!幼児・小学校低学年向け家庭教師派遣のミセスサリヴァン

代表の言水(ゴンスイ)です。

まだまだ毎日暑い日が続いておりますね!

ついに夏休みが終わり、今年小学校受験されるご家庭では

いよいよ本番直前シーズンですね。

そろそろ願書の下案が書きあがった頃かと存じます。






今日は大人気の東京農業大学稲花小学校について書かせていただきたいと思います。

稲花は2019年に新設された学校で、新設からまだわずか3年ですが

受験倍率 第2位 12倍

倍率1位の慶應義塾横浜初等部(14.3倍)に続く高倍率の人気校です。




130年の歴史を持つ東京農業大学が学園化構想の総仕上げとして

満を持して開校したのが東京農業大学附属稲花小学校です。

農大の基盤

「人と環境の共生」

「生物を対象とした自然科学」

「食育および食の安全」

に関する早い段階からの人格教育=初等教育を目指す学校です。




稲花小学校の教育理念と教育指針は下記のように表現されています。

教育理念 = 冒険心の育成を実現するための「3つの心と2つの力」

1.豊かな感性

2.探求心

3.向上心

4.コミュニケーション力

5.体力



教育指標 =  「10の能力」を実現するためのカリキュラム

1.興味・関心

2.想像力

3.問題解決力

4.習得力

5.主体性

6.目標設定力

7.発信力

8.傾聴力

9.持続力

10.自立力

 

過去数回しか考査が行われておらず、学校の求めるものの本質を

つかみにくい稲花小を研究する上で、ぜひ調べてほしいのは

稲花に附属している東京農業大学がどんな学校であるか、

ということです。

 

「食料・環境・健康・バイオマスエネルギーに挑み

 実際に役立つ学問を社会のため、地球のため、人類のために

 還元できる人材の育成」

これが農大の理念として掲げられています。

理念以外にも東京農業大学がどんな学校で、何を目指しているのかなど

たくさん情報がああるはずですから、ぜひ農大の情報収集してくださいませ。




稲花小学校の考査で見られる特徴を下記に少しご紹介します。



1.お話の記憶のテーマは「生活に根差した身の回りのこと」が多い




2.「絵本」は大きなテーマとなっている

  絵本で広がる無限大の世界。探求心・研究心・好奇心がどう育っているのか?




3.事前面接用質問集の重要性

  自立心についてや、保護者の職業観、志願者が社会人になった頃

   社会が求める能力や人柄など、保護者さまの価値観が問われる

   多岐にわたる質問項目があり、ボリュームの大きい作文が必要




4.面接での主な質問

   新設校だが、本校を受ける決めては何かを教えてほしい

    授業が7コマだが、お子さまができると思うか。その理由は

    自立心とはどのようなことだと考えているか

    自身の子育てに点数をつけるとしたらそれは何点か。それは何か


考査で見られる特色や、学校の教育方針・大学の指針などを総合し

稲花が求める答えは何か

稲花が自負するものは何か

保護者にどのような素質を期待しているか

これらを保護者さまが研究して考査に臨んでくださいませ。

 



倍率が12倍の学校なので、ペーパーが出来なければ合格の難しい学校です。

ですがペーパーができれば合格するというわけではありません。

新設校で合格者の傾向に一定の方向性が見えにくいからこそ、

学校が求めるものに対する保護者さまの感度の高さや理解力が

合格の鍵になると思われます。