今の小学校受験に必須「自分の言葉で語る力」






こんにちは!幼児・小学校低学年向け家庭教師派遣

ミセスサリヴァンの言水です。






大手塾に在籍されている新年長さんは、模擬試験の結果が

出始めた頃だと思います。

神奈川や埼玉・千葉の学校を第一志望にされている場合は

10月の本番まで後8か月、都内の学校を志望されている場合は

本番まであと9か月です。



現段階での模擬試験の結果は、秋の合否とは関係ありません。

ですがその結果は、現在のお子さまの状況をそのまま反映しています。

結果を真摯に受けとめ、何が足りなかったのか、これから

何をするべきなのかをその結果から分析して、ぜひ今後の

家庭学習に活かしていただきたいと思います。




ペーパー校を受験される場合、ペーパーが出来ないと

残念ながら合格することができません。

ですがペーパー校であっても、ペーパーさえ出来れば

合格でできるのかと言われると、そうではないのです。

もちろん個別考査校( 学習院・立教・成城など)を受験される場合も

ペーパーがどんなにできても、対面考査への対応がしっかり

できなければ、合格は難しいです。





昨今、ペーパー校を受験される場合も

個別考査校を受験される場合も、

受験生さんにぜひ身につけて欲しい力は

「自分の言葉で語る力」

この力に尽きます。







ここで言う「語る力」は、自分の思うままにたくさん話す

ということを指しません。

聞かれたことに対して

お子さまの個性や考え方が感じ取れる内容を

豊かな言語表現でイキイキと回答する

ということを指します。

これが出来るとお子さまの個性の輪郭がはっきりし、

魅力が3割~5割上がって見えるはずです。





近年どの学校でも、明らかに行動観察や質疑応答の

配点が上がっていると感じています。

難関ペーパー校で有名な洗足学園の昨年の考査は

1次試験通過あとの2次試験でご両親の面接がなくなり、

お子さまの行動観察になりました。

どんなにペーパーが出来ても、行動観察が危うい場合

2次試験で合格をいただけません。




慶應の考査で行われる有名な「おたずね」にも

この「自分の言葉で語る力」が必須となります。

先生から何を聞かれたかとそれにどう答えたかを

考査本番後にお子さまから聞き取りする際に、

これは!と思うような手ごたえのある受け答えが

できたお子さまは、やはり合格されているのです。






ペーパーは、枚数をこなしていくことで

力をつけることがある程度可能です。

ですがこの「自分の言葉で語る力」は

ただ「答えなさい」「話しなさい」と

お子さまに求めても、できるようになることが

難しいのです。

お子さまの「自分の言葉で語る力」を育む上で

明らかに有効であると言えることは




1.日頃のご家族での経験と会話の豊かさ

2.質の良い絵本に親しんでいること

3.言葉で表現しようとしているお子さまへのサポートの的確さ



この3つです。

ちなみに2つ目の「質の良い絵本に親しむ」のは

お子さまだけではなく、お母さまもです。

親子でお気に入りの絵本があって、その絵本を繰り返し読み、

絵本についていつも話している、文中の言語表現をまねて

親子で言葉遊びを楽しんでいる、そんな風に絵本に

向き合ってみていただけたらと思います。



ちなみに今非常に人気のある東京農業大学附属稲花小学校の

考査では、親子で絵本を読む課題が毎年出ています。

どの絵本を選ぶのか、それを親子でどう読むのか、

お子さまと保護者さまの普段の姿が、学校に見えると思います。






昨年度通塾をまったくされず、家庭教師のレッスンだけで

学習院と青山学院に合格された会員さまがいらっしゃいました。

もちろん担当の先生が渾身のレッスンを行ったこともありますが、

お母さまはプロとして言葉を扱うお仕事をなさっている方でした。




お子さまの話す言葉は、ご家族での普段の生活の様子や

親子の関係性を雄弁に語ります。

5歳のお子さまでも、うまく力を引き出してあげれば、

大人では考えつかない視点・感性でとても魅力的な

回答ができるようになります。





もしご家庭でうまくできないとお困りの場合は、

家庭教師にご相談くださいませ。

お子さまの本来持っている魅力を引き出す

お手伝いをさせていただきます。