筑波大学附属小学校に合格するには②








こんにちは!幼児・小学校低学年向け家庭教師派遣のミセスサリヴァン

筑波大学附属小学校に合格するには①

にに引き続きパート2をお届けします。






先日、筑波大学附属小学校を今年受験されるのであれば

推理思考の対策をまずは始めましょうと書かせていただきました。

ただもちろん、推理思考ができればそれで合格する、ということではなく

他にもやるべきことがあります。

考査で10人に1人なる試験ですから、推理思考とともに

他の分野もしっかり取り組みましょう。





まず

「お話の記憶」

です。

筑波のお話の記憶はとにかく

「長い」ことが特徴です。


始めて筑波の過去問をご覧になった保護者さまは

お話の記憶の出題を見て、こんなに長いの??

と驚かれることも多いと思います。

こんなの覚えられるのかしら、、とご不安になられるかも

しれませんが、大丈夫です!!

子どもの方が大人よりも

記憶力は圧倒的に良いです!!



そして長いのですがストーリー自体は動物が出てくる、

その家族が出てくる、山登りやピクニック、

釣り、運動会、動物園や水族館、お誕生会など

お子さまにとって身近なものが設定されていて、

親しみやすいです。


ただ、少し注意が必要なのは、お話の記憶の中で

「季節」と「数」の概念が問われているところです。


ペーパーが「お話の記憶」と「推理思考」だけだと

思っていてもお話の記憶の中で季節や数についての問題が

出ますから、この2つはしっかりお勉強しておきましょう。




また、筑波大附属小学校を受験される方に

ぜひやっておいていただきたいのが

「制作」

です。




ここで書くのもどうかなと思うのですが、

筑波の考査で出題される「制作」は

工作というよりは巧緻性のスキルチェックテスト、

とお考えいただくのがよろしいかと思います。




私も現場で教えさせていただいていた頃は

筑波のご志望の方のレッスンを度々担当させていただいておりました。

( 前の事務所は筑波大附属小のすぐ近くにあったのです)

その時に、生徒さんと筑波で過去に出題された

制作に取り組む時によく言われたのが

「え?これだけ?」

という言葉です。




通常の工作と違って、出来上がってから遊べたり、

仕上がりが素敵で達成感を感じる、というような制作物が

課題になるということはほぼありません。

筑波名物のちぎりはもちろん、紐を結ぶ、

色を塗る、シールを貼る、スティックのりを使う

などの作業スキルを確認するための課題です。





また、筑波の工作の大きな特徴は

何をどう作るのかの説明が、最初に映像で一気に行われる点です。

説明された手順をしっかり頭に入れて、その通りの順番で、

お手本と同じものを短時間で作り上げる必要があります。

なので筑波を受験されるのではれば、この筑波スタイルの

制作を練習しておきましょう。




ただ、筑波式の制作だけに取り組むと、お子さまが

制作を「つまらない」と感じてしまうことが多々ありますので、

楽しく取り組める制作にまずは取り組んでいただいて

ちぎりや結びなどの巧緻性の力をつけた後、

最後の仕上げとして筑波式の制作をやってくださいませ。




あとはこれまた筑波名物のくま歩きと、スキップを

おうちで毎日練習しましょう。





最後に、筑波大学附属小学校を受験されるお子さまの

保護者さまにぜひ、やっておいていただきたいのが

アンケート対策

です。






筑波では2次考査中に、10分~20分の学校紹介のビデオ鑑賞後

(場合によってはその前)に保護者が約25分ほどの時間で

B5判横書きで約10行のアンケートを記入します。







2016年から2021年までは各グループにテーマが与えられて

それについて書くスタイルでした。

テーマは前年度や前々年度と同じまたは似たテイストのものが

与えられることも多く、今までのテーマを確認して

事前に予習をしていくと、書きやすかったと思います。

それが2022年からはどのグループにも共通のワンテーマが

与えられるようになりました。

2024年度がどうなるのかは、わかりません。

ですが、少なくとも今までのテーマを確認して、

何を書くのかのイメージを持って

アンケートに臨まれることをお勧めします。