受験生さんのご家庭が8月9月に絶対にするべき9つのこと

 

こんにちは。サリヴァン講師の仙石です。

長い梅雨が明けしまして暑さが厳しくなってまいりました。

受験生の皆様は今、夏期講習を受講されていると思います。

この夏を乗り切ってより良い秋を迎えられますよう、

受験生のご家庭の8月~9月の過ごし方につきまして

簡単ではございますが以下お伝えしたいと思います。

 

1.夏期講習・模試の復習をしましょう

しっかり復習して、気になる分野は問題集等で類似問題を

解き習熟度を高めていきましょう。

また、この時期によく見受けられますのが「しるしミス」です。

ご家庭で問題集を解くときは問題の指示を変えて

「指示」をしっかり聞くことも練習しましょう。

例えば、設問①から④まで「〇で答えましょう」という

指示のものであっても、①は〇で答える、②は×で答える等

保護者様がしるしを変えたり、色を変えたりして問題を読んでみましょう。

模試の問題や過去問では「1番目に重いものに赤の〇、

3番目に重いものに緑の△」というような、指示が細かくて

多い設問もあります。聞き終わったときは覚えていても、

問題を解いているうちに指示を忘れてしまいますね。

指示が多い問題は、「解く前に」余白にしるしを書き留めて

おきましょう。それからしっかり問題を解いて、

書き留めたしるしを確認しながら答えを書いていきましょう。

 

2.タイムを計ってみましょう

制限時間になりましたらいったん筆記具を置いて解くのをやめる

ようにします。その時点でまだ解き終わっていない場合は、

「筆記具の色を変えて」最後まで解き、解き終えるまでの

時間を計ってみましょう。

解答用紙を見ますと「どこまで時間内に解けたか」

筆記具の色でわかりますね。

選択問題では素早く消去法が使えたか、数の問題では段取りよく

計算ができたか等解答用紙の解答から対策を考えてみましょう。

タイムを計るのに「早く」を強調しすぎてしまいますと、

慌ててかえってミスが出てしまいます。

急かすことなく、気を付けておこなってください。

 

3.志望校の過去問を解きましょう

色々な出版社から学校別の過去問題集が発行されています。

コピーをして進めていきましょう(過去3~5年分くらい)

<1回目(全コピー)>:古い年度から2年前のものまで解き、

気になる分野は復習しましょう。

<2回目(部分コピー)>:1回目で解けなかったものやミスがあった

たものを再度解きましょう。

しるしミスしたものは前回のしるしから違うものに

変えましょう。

<3回目 >:昨年の問題をタイムを計って解き、気になる分野は復習しましょう。

<4回目>:本試験が11月の場合は10月、本試験が9・10月の場合は8~9月に

問題集の原本を古い年度から解いていきましょう。

 

問題や答えを覚えてしまっているものがあると思いますが、

それでもいいのです。この4回目はお子様が「頑張った、出来た!」

という「達成感」「自信」を持つことが目的です。

ミスがあった場合は、「何回もこの問題を解いてきたのに!」

と焦らず、「穏やかに」一緒に解きなおして、類似問題を別の日に

反復してみましょう。

誰にでも、何回解いても同様のミスをする、という問題があると思います。

気になって「ミスしなくなるまで」何回も解かせたくなると思いますが、

そうしますと「自分はこの問題はできないんだ(苦手意識)」

「またミスしたらどうしよう(自信喪失・不安感)」をお子様に

植え付けてしまい逆効果です。時間を空けて、お子様の得意な分野の

プリントを解く合間にさりげなく解いてみてもらいましょう。

*本試験1か月前は心身の健康と安定が重要です。お子様が自信を

失うことのないよう、気を付けていきましょう。

難問にチャレンジするのは夏の終わりまでにしておきましょう。

(秋は基礎に戻りしっかり固めます)

 

4.巧緻性チェック・巧緻性問題の復習をしましょう

色々な紐を結ぶ練習をしておきましょう。

固結び・蝶結び・空中結び・エプロン後ろ結び・鉢巻結び

縄跳び結び等チェックしてみましょう。

色塗り・なぞり・点図形・模写プリントも学習プリントと

一緒に取り組みましょう。

点図形は「対称点図形」もしっかり書けるようにして

おきましょう(左右対称だけでなく上下対称も)

箸使い、ちぎり等も指の動きを確認しながら取り組みましょう。

 

5.テーマを決めて絵を描いてみましょう

(絵日記のように)

学習プリントの合間に絵も描いてみましょう。

絵が描けない・苦手というお子様は、かたちのヒントから

様々なものを描いてみましょう。

〇△□は皆さん描けますよね、例えば「うさぎ」を描いてみましょう、

という時に「描けない」とお子様が言ったら

「顔は丸いね」→丸、「耳は長いね」→角が丸い長方形、

「体は太くて少し長いね」→角が丸い大き目の長方形、

というように「描けるかたち」で描いていけるよう誘導します。

全体図が完成したら褒めて次への意欲に繋がる自信をつけてあげましょう。

中心人物(動物等)が描けたら背景もしっかり描ける様にしておきましょう。

図鑑や絵本の挿絵などを見ながら描くこともしてみましょう。

 

6.面接練習をしましょう

設問への受け答えだけでなく、ご挨拶や座っているお姿勢や

受け答え時の態度面にも気を付けて練習してみましょう。

5~10分背もたれに寄りかからないで手を膝に置いて

受け答えするというのは慣れが必要です。

少しずつ慣れていけますよう練習していってください。

 

7.願書下書き&完成、出願準備をしましょう

8月中旬からWEB出願が始まる学校もあります(埼玉校)。

今年はWEB出願の学校が多く、出願前に事前WEB登録が開始する

学校もあります。入試スケジュールをしっかり把握し、

早めに準備を始めておきましょう。

例年、志望順位の高い学校の入試スケジュールはしっかり

把握していてもその他の併願校の入試スケジュールはよく

確認していないということが見受けられます。

どの学校もしっかり確認しておいてください。

準備の段階で気が抜けていますと、願書の内容や面接にも表れます。

出願する学校には皆同じ気持ちで真剣に向き合ってください。

 

8.今後の説明会等のスケジュールを

  こまめにチェックしておきましょう

9月に予定されております説明会は、5日と12日に集中しています。

今年は特に、直前まで予定通りになりますか予想できませんが、

予定通りに行われます場合は、志望校の説明会が同日に重なる

こともあります、ご確認ください。

 

9.国立小学校の入試スケジュールも

  確認しましょう

8月7日現在、お茶の水大学付属小学校と学芸大学付属小学校は

説明会を行わないことを発表しております。

募集要項の配布は、それぞれの学校で期間を決めて配布しますので、

各学校のホームページで確認しておいてください。

追記:筑波大学附属小学校では本年、考査の日程が大幅に変更される

ことが発表されています。