小学校受験 教室、塾の選び方

こんにちは!幼児・小学校低学年向け家庭教師派遣のミセスサリヴァン

代表の言水(ゴンスイ)です。

 

本年度の小学校受験が終了し、お子さまが新年中・新年長さんになられて、

そろそろ小学校受験塾・小学校受験教室を検討されているご家庭も

多いのではと思います。

( 普通、幼稚園や保育園では4月が新年度のスタートですが

小学校受験塾・小学校受験教室では、私立小学校の考査にあわせて

11月が新年度のスタートになります)

 

ここにきて、

「どこの小学校受験塾・小学校受験教室に

通ったらいいですか?」

というご質問をいただくことが大変多くなっております。

 

どこの小学校受験塾・小学校受験教室に通ったらいいかについては

どの学校を志望するか

お子さまとご家庭がどんなタイプか

によって決まります。

 

昨今でとくに、小学校受験塾・小学校受験教室は

「難関ペーパー校に強い」

「女子校受験に強い」

「〇〇小学校に強い」

など、小学校のタイプまたは学校によって専門が分かれる

傾向が大きくなっています。

難関校の考査は熾烈を極め、かつ学校によって

考査で聞かれる内容も好むお子さまも違います。

ですので、難関校であればあるほど、その学校に特化した

対策が必ず必要になるからです。

 

もちろん、ペーパー校であっても行動観察校であっても

年中さんまでの基本のベース部分は一緒です。

ただ、基本のベースを厚くしてゆきながらも

新年長の 春くらいからは志望校にあわせた対策を

してゆく必要があります。

 

学校によっては考査の方向性がまったくちがうので、

ご志望が難関ペーパー校であれば難関ペーパー校を

得意としている 小学校受験塾・小学校受験教室に

ご志望が行動観察校であれば行動観察校を得意と

している 小学校受験塾・小学校受験教室に

通う必要があります。

 

もちろんペーパー校でも行動観察校でも学校によって

考査の内容は違います。最初からご志望校が決まっいてる

に越した ことはありませんが、絞り切れていない場合には

まずは志望校の方向性を決めてゆきましょう。

ご家庭の教育方針やお子さまのタイプ状況に照らして

〇女子校なのか共学なのか

〇一貫校なのか中学受験校なのか

〇一貫の場合はどこまで附属している学校がいいのか

〇宗教があるほうがいいのかないほうがいいのか

〇自宅からどこまでを通学範囲にするか

〇ペーパー校なのか行動観察校なのか

〇自由な校風がいいのか、かっちりしている校風がいいのか

など、さまざまな側面からご志望の学校を検討してください。

もちろん、学校説明会に足をはこばれ、学校を実際に見たり

校長先生のお話しをお聞きになることも大切です。

また、実際にその学校に通っている方や卒業生の方に

お話を聞けるとさらに具体的なイメージが持てると思います。

 

志望校のイメージが固まったら、その学校の対策を得意としている

小学校受験塾・小学校受験教室をいくつかピックアップして、

体験授業に参加してみてくださいませ。

 

また、

〇志望校がどうしても決めきれない

〇志望校が複数あって、それぞれにタイプが違う

そんなこともよくあると思います。 そうなった場合は、

まずはご自宅からそれほど遠くなくて かつ信頼のおける先生のいらっしゃる

小学校受験塾 小学校受験教室を探されて、

総合クラスのような全般的な授業と、場合によっては

体操・美術巧緻性の授業をお取りになって基礎力をつけ

志望校がしぼれたタイミングでその学校の対策を得意としている

教室に転塾するという方法があります。

 

ただ、とくにここ数年は人気の小学校受験塾・小学校受験教室は

非常に申し込みが多く、タイミングが遅れると希望のクラスに

入れないということも多くあるのです。

昨年も本年度も転塾を決意されるタイミングが遅かったために

希望の小学校受験教室塾・小学校受験教室に入れなかった方が

たくさんいらっしゃいました。

また、お教室によっては転塾しようとするのを強くお引止めに

なる教室もあり、やめられなくて困っているというご相談を

いくつも いただきました。

 

ですので、小学校受験塾・小学校受験教室を選ぶ際は、

実績はもちろん大切ですが

〇その教室の指導内容や方針に

心から納得できるか

〇その教室にだったら受験を別としても、  

大切なお子さまをお任せできるか

ここをしっかり見極めてください。

大手の小学校受験塾・小学校受験教室がいいか、

個人の小学校受験塾・小学校受験教室がいいかについても、

大手塾のメリットは、

〇情報が豊富にること

〇模擬試験の分母が多いこと

〇教室ごとに担当校が決まっているので、

 志望校が変わった場合などに同じ塾の中で

 教室移動することによってアジャストできること

 

などがありますが

大手の小学校受験塾・小学校受験教室のデメリットは

〇細かい部分をフォローはしてもらえない

〇先生が忙しくてご相談がスムーズにできない

などがあります。

個人の小学校受験塾や小さな小学校受験教室のメリットは

〇丁寧に見ていただける

〇先生とのコミュニケーションがスムーズにできる

ことでしょう。

デメリットは

〇大手とくらべて情報量が少ない

〇分母が少なく、精度の高い模擬試験が受けられない

〇志望校が変わった場合、学校別対策を受けられない

など、そのメリットデメリットは真逆です。

どちらが良いかは、お子さまのタイプとお母様の

考えによって違うと思います。

 

大手の小学校受験塾・小学校受験教室でも

個人の小学校受験塾・小学校受験教室でも、

塾によっては、 夏期講習をすごいコマ数取らなくては

ならなかったり 幼児の授業としてはあり得ないような

長時間のレッスンを 受けなくてはならない、

ということも残念ながらござます。

どちらの塾も、きちんと利益をださなければ経営が

立ち行かないことはもっともですが、そのコマ数や

授業時間が本当にお子さまに必要かについては

ご両親がしっかりと見極めてチョイスする必要があります。

通常ほとんどの方が複数の学校を併願されますが、

まちがっても志望校すべての学校別の講座を受講するなどは

あまりにも負担が大きく、親子ともに疲弊してしまいます。

本当に必要な講座を絞って受講しましょう。

また、取りすぎて苦しいなと感じる場合は、欠席して

教材だけをいただく勇気も受験生の夏以降はとくに

必要になってきます。

何よりもおこさまのコンディションを整えることこそが

大切になるからです。

 

また、最近では授業の進捗スピードが異様に早い教室も多く、

合格率の高さからその塾を選んだものの

お子さまが塾の授業についていけず悩まれる

というケースも 大変多くなっています。

 

そうなった場合陥りがちなケースが

ご志望の小学校に合格するためのお勉強ではなく、

その塾の上位クラスに選抜されるためのお勉強になってしまうケースです。

昨今、小学校受験で人気のある塾は進度が早まり難易度が上がっている

傾向にあります。難しいことを早い段階からやっていると、

今からこれだけトレーニングしてくれる塾であれば、きっと

年長秋には素晴らしく仕上がって志望校に合格できると

安心されるからだと思われます。

なのですが、そういうスパルタ形式の塾の勉強についてゆける

お子さまは、私の体感だと全生徒さんの1割から2割ほどです。

 

要するにほとんどの生徒さんにとっては、進度と難易度がフィットせず

貴重な学びの時間のほとんどを「難しくてわからない」状態で

身に着けられず塾で座って過ごすことになるのです。

これほどもったいないことはありません。

せっかく塾に通うのであれば、

「塾の授業で理解できるようになった」

「できなかったけれど復習したらできるようになった」

塾の授業はこれくらいのレベル感でないと、

お子さまにとって得られるものの少ない時間になります。

第一、全く理解できない問題に向き合い続けて、やる気や

学習の楽しさが増えるはずがないですから、どんどん

お勉強がつまらなくなる、または何も考えずに座って

スルーするようになってしまうリスクが高まります。

 

またもちろん、学校によってはペーパーがメインではない学校も

たくさんあり、そんなに難しいペーパーを積み込む必要がない

ことも多々あります。

スパルタ塾に通う生徒さんのお教室でやっておられるペーパーを

拝見しつつ、サリヴァンの講師の先生と、これ、本番の小学校受験の

考査では絶対出ませんよね、と顔を見合わせることは、少なくありません。

 

また、小学校受験は中学校受験と違って、お子さまの学力(ペーパー力)

だけで合否は絶対に決まりません。

ペーパー・工作絵画・運動・行動観察・お子さまの面接

ご両親の面接・願書 で総合的に合否が判断されます。

もちろん学校によってもこれらすべてが考査で問われるわけでなく、

面接のない学校やペーパーのない学校もありますし、

問われたとしても重視される部分の比重が違うのです。

 

ですから、受験される学校のタイプによってどこにフォーカスして

受験準備を行うべきなのかが変わってきます。

すべての受験生さんがを塾で難しいペーパーにガンガン取り組む

必要はないのです。

かえって塾でトレーニングしたタイプのお子さまをお嫌いで

素直なお子さまらしい塾ずれしてないタイプのお子様を

好む学校も多いのです。

ですから、どうしてもペーパーにお子さまが抵抗感があり、

お苦手であればペーパー校ではない学校を選ぶという

こともコツです。

(ただし、ノンペーパー校でテスターが前につく考査でも

ベースはペーパーであることがほとんどのため、全く

ペーパーをやらなくて良いということは決してありません。

また、お子さまが極端にペーパーをお嫌いになる場合は

そこになんらかの理由があることがほとんどなので、

まずはなぜそんなに嫌なのかを知る必要があります)

 

学校の好むタイプにお子さまを近づけるよりは、

お子さまの特性にフィットする学校を選ばれる方が

受験準備の負担が少なく、かつ合格できるケースが多いことは

言うまでもありません。

 

その小学校受験塾・小学校受験教室が本当に信頼のおけるところなのか、

それを判断できるのはお母様なのです。

もし学校選びやお教室選びで、お困りになったり お迷いになる場合、

まずは小学校受験に明るい方に相談をされ、 受験に向けての方向性を

明確にし、作戦を立てられる ことをおすすめします。

 

ミセスサリヴァンでも、受験カウンセリングを承って

おりますので 学校選びや小学校受験塾・小学校受験教室選びで

お困りの方がいらしたら ご連絡くださいませ。

基本的にミセスサリヴァンは完全会員制ですが、初回カウンセリング に

ついては、ビジターの方のお申し込みをお受けしております。