上達する!工作
上戸晶子先生 知育工作研究員函館出身。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経てミセスサリヴァンに入社。未就園児から小学生まで幅広くレッスン・シッティングを担当する他、サリヴァンオリジナル教材のイラストや工作の考案でも活躍中。 |
こっそり教えます!上達する7つのコツ
1.まずはお道具をそろえましょう。
道具の管理を通じていろいろなことを学べます。
- はさみ(お子さんがお小さくても、切れるはさみをご用意ください)
- のり(スティックと、できればつぼのりを)
- セロテープ(最初は大きな固定型のタイプが使いやすいかもしれません)
- クレヨン
2.工作の材料は日ごろから心がけてキープしましょう。
工作には材料が必要です。
特別なものは必要ありませんが、日ごろからストックしておかないとすぐには材料がそろわず、思い立ったときに工作ができません。こんなものがあったら、ぜひ工作の材料にとっておいてください。
- ティッシュペーパーの箱
- 発砲トレイ(お肉やお魚がのっているお皿)
- トイレットペーパーの芯
- 紙コップ
- 紙皿
- ペットボトル(いろんなサイズのものがあると楽しいですね)
- わりばし
- ストロー
- アルミホイル
- サランラップの芯
- リボン
- 牛乳パック(ねんどのときに粘土板としてもつかえます)
3.さいしょのうちの工作選びのコツ
工作に慣れて楽しさがわかるようになるまでは、特に工作の選び方が大切です。
大変な思いをしてつくるお子さんが頑張れるかどうかはここにかかっています。
- 作ったもので遊べること
- お子さんの好きなものに関連していること(電車、お菓子など)
- 難易度がお子さんに合っていること(難しすぎは途中でいやになってしまいます)
4.ハサミ使いのポイント
「ハサミを制する者は工作を制する」と言っても過言ではありません。
ハサミ使いが上手だと、見た目がキレイに仕上がるだけでなく、出来上がった工作の機能性も確実に高まります。ぜひステップを踏んでハサミを上手に使えるようになりましょう。
- まずは安全な使い方を教えましょう(椅子に座ってから指を入れる、持つときは刃の部分を握って「めがねさん」にして運ぶ、人に向けないなど)
- (右利きの場合)はさみを持つ手は固定、紙を持つ手だけを動かすことを教えます
- はさみのくちをしっかり大きく開けて切ることを教えます
5.のり使いのポイント
「ベタベタするからのりが苦手」なお子さんも多いと思います。
楽しくのり使いに親しむにはコツがあります。
- 左手(左利きの場合は右手)にはぜったいにのりをつけないことを教えましょう。
- はしっこまで丁寧にのりをのばしても「しっかり押さえて固定」しなければぴらぴらとはずれてしまいます。
- スティックのりは細かい作業に、つぼのりは広い面を塗るときに。用途に応じて使い分けましょう。
6.難易度調整について
「現在の実力よりちょっとだけ先のチャレンジ」をさせてあげることが大切です。
同じ工作でも声掛けとお手伝いの範囲によって難易度が大幅に変わります。ぜひお子さんに合わせて調整してあげてください。
- 作業のボリュームが多い場合
- 押さえていないとずれてしまう作業のある場合
- 同じ工作の材料を2セット用意してお子さんと一緒に作る
7.工作ができあがったら・・
「出来上がった作品=お子さんの頑張り」です。
良く出来たわねと褒めるのはもちろん、ぜひリビングの一番目立つ場所に飾り、ご家族みなさんで眺めて楽しんでください。「次はもっとがんばって、もっと素敵なものをつくりたい」お子さんにこう思ってもらうことこそが工作上達の一番の近道です。
レッツトライ!工作レッスン
モールを1/2の長さに切ります。
切ったモールにビーズを一つ通します。
しっぽが同じ長さになるように曲げます
(曲がったねー楽しいね♪)
バッテンをつくり、バッテンの真ん中をお父さん指とお母さん指で押さえます。(指をはなすととばってんが逃げちゃうからしっかり押さえておいてね)
お魚の体を違う手(利き手)でつかみ、くるっとねじります。その際、お子様はねじれを元に戻したくなってしまうので、一方方向にねじるように指導してください。くるっぱ、くるっぱ、できるかな?
くるっぱを3度ほど繰り返すと、かわいいおさかなになります。
沢山作って泳がせてあげて下さいね。
モールのおさかなの発展です。輪をどんどんつないでいきます。
おさかなの片方の尾びれを内にくるくるとまきつけます。
もう片方の尾びれも同様に巻きつけてください。
全部きれいに巻きつけ形をきれいな丸に整えてつなげていきます。
どんどんつないで色とりどりの首飾りを作ってみてください。
画用紙or上質紙(きれいな色を数種類)、ビニール袋×1枚、輪ゴム×1本
1cm~2cm幅くらいの紙をパチン、パチンと切ります。いろんなお色を用意すると仕上がりが奇麗です。
1で切ったものを透明ポリ袋にいれ、空気を入れて下さい。入り口を輪ゴムで縛って完成です。
ポンポンなげて、楽しく遊んで下さいね♪
画用紙or上質紙(きれいな色を数種類)
魚の台紙、うろこを切ります。魚も、うろこも、紙をまわしながら切って下さい。ゆっくり、丁寧に行いましょう。
魚の台紙にうろこを貼っていきます。糊は少しで十分です。尾びれの方から丁寧に貼りましょう。最後に目を描いて(見本は白いマルシールを使いました)完成です。
奇麗なお魚をたくさん作ってみて下さいね♪