こんにちは。サリヴァン講師の仙石です。
4月になりましたが、新年度のスタートが少し遅れたりお教室が
暫くお休みになっているご家庭が多いのではないかと思います。
今回は、私のレッスンで行いました実験をご紹介しますので、
ご家庭でのお取り組みのご参考にしていただければと思います。
年長Rちゃんとの実験レポートです。
〇まず1つ目は
「風の向き」
です。
昨年流行った携帯型ミニ扇風機を使いました。
扇風機のスイッチを入れて風がおこるとリボンはどうなるでしょう。
上に動くか、そのままか、横に動くか、前に動くか。
Rちゃんの予想「横に動くかな?」
実験する前に必ず「予想」してもらうことが大事です。
前に動きました!風が真っ直ぐに進んでいるのですね。
〇2つ目は
コマ(回転するもの)の面にある点の動き
です。
コマを回すと黒い点はどう見えるのでしょうか(プリント左の問題)。
Rちゃんは「点が4つに見える」図を指さしました。
今回はコマではなくハンドスピナーを使いました。
これも大変流行りましたね。
とても早く回り、しばらく安定して動きますので、この実験に向いています。
この実験では、Rちゃんだけでなく他の生徒さんも皆喜んで回していました。
自分で動かせるおもちゃは楽しいですよね。
工作用紙をハンドスピナーの大きさに合わせて丸く切って真ん中を丸くくり抜き裏をセロテープで固定し表面に赤い丸シールを貼り、回しました。
スマートフォンのカメラでは下図のように映り上手く撮れませんでしたが
実際には赤い丸が赤い「線になって(繋がって)見える」ことが確認できました。
〇3つ目は懐中電灯による
「影」の実験
です。
懐中電灯に興味津々のRちゃんは大喜び。たくさんあるぬいぐるみの
なかからお気に入りのリスのぬいぐるみを選びました。
白い紙を後ろに貼り、カーテンを閉めて、電気を消して、実験スタートです。
正面から懐中電灯で照らしました。
では、懐中電灯を横にずらして照らすと影はどうなるでしょう?
Rちゃんの予想は「影が(位置が)動くかな?」でした。
はい、影の位置が動きましたね。
左から照らすと影は右に、右から照らすと影は左にできました。
光のある位置の「反対側」に影ができるのですね。
では、今度は懐中電灯を近づけてみましょう。
影はどうなるのでしょうか?
Rちゃんの予想は「また動く!」・・・どんな風に?では、やってみましょう。
今度は犬のぬいぐるみにして、懐中電灯を近づけました。
「わあ、こわい!」
影が大きくなってちょっと怖いですね。
Rちゃん、更に近づいてみました(笑)
色々な位置から照らして、影を楽しみました。
実際にこうして
「自分の手」を使って
「自分の目」で見ることが
「自分の頭」でしっかり考えて学ぶことに繋がります。
具体物を使った「体験」は
生きた「学び」です。
自分の手を照らして、「影絵」で遊ぶのも楽しいです。
ご家族の皆様とお話を作りながら影絵で遊んでみるのもいいですね。