小学校受験家庭教師が本気で考える受験に間に合わせる方法

 

こんにちは!幼児・小学校低学年向け家庭教師派遣のミセスサリヴァン

代表の言水(ゴンスイ)です。

 

GWも終わりいよいよ夏っぽくなって参りました。

小学校受験をするご家庭にとって間違いなく非常に重要なのが

年長さんの夏休みですが、その前の現段階において

 

〇小学校受験の準備を始めたばかり

 

〇小学校受験の準備をしていたけれど、

 間に合いそうもない

 

こんなご相談を最近よくいただいております。

小学校受験を最近になって考え始めたということや、

やってはいたものご準備が順調ではなく、何とかしなくては

と思ううちに時間が過ぎてしまった、ということは

あると思います。

 

残り少ない貴重な時間を使ってのご準備ですから、

ご希望の学校にフィットした対策をする、ということが

まずは大切ですが、その効果を最大限に高めるために

何をしたらいいかを、考えてみました。

 

1.早寝早起きをする

 

とりあえず早くに寝かせて早くに起きるようにしましょう。

お子さまが一日でいちばん元気でコンディションが良いのは

午前中です。幼稚園や保育園に行く前の貴重な朝の時間を

どう過ごせるかは非常に重要です。

お子さまが元気な朝に、朝日を浴びながら30分でもペーパーが

できると本当に違います。

突然早く起きるというのは難しいと思いますから、毎日

5分づつ起きる時間を早める、というようなやり方もいいですね。

 

現代においても、夜遅い時間まで授業のある小学校受験塾や

遅い時間になってもお家でお勉強をするように指導される

先生がいらっしゃる、ということが、私には驚きです。

遅くまで授業がない教室でも、お家に帰ったら夕方には

なっているという場合も多いと思います。

お風呂に入って夕ご飯を食べたらもう夜のお時間ですから、

そこから授業の復習はお子さまに負担です。

時間が遅くなればなるほどお子さまが疲れてしまっていますから、

そういう時間にその日にできなかった部分や苦手分野の復習などを

させても、効率が上がるはずがありません。

とりあえず、その日お教室で頑張られたお子さまを褒めてハグし、

お子さまの好きな絵本でも読んで早くに寝かせましょう。

そして翌朝起きてリフレッシュした状況で、昨日の復習ができたら

最高です。

朝の段階でやるべきことの一部がきちんと終えられているという

状況はお母さまの精神安定にもとても効果があります。

 

2.学びの姿勢を整える

 

私たちが体験レッスンに伺った際に、気になるのは

お子さまの現在の成績ではありません。

お子さまの「学ぶ姿勢」が気になるのです。

小学校受験のご準備を始めたのが年長の春から夏だったけれど

ご希望の小学校に合格できた、というお話をみなさま

お聞きになることがあると思います。

サリヴァンの会員さまでもそういうケースは多々あります。

そういうケースに共通するのが、お子さまの学ぶ姿勢が良かった、

という点です。

〇お子さまが素直であること

〇お子さまがすぐに諦めずに自分の頭で考えようとすること

〇お子さまができるようになりたいという向上心をもっていること

〇お子さまの聞く姿勢・見る姿勢が整っていること

こういうお子さまであれば、お勉強をはじめられたら

スポンジが水を吸収するようにどんどん成長されます。

何を学ぶか、の前に、どんな姿勢で学びに対峙するか、が

非常に重要なのです。

知らないことは知ればよいですし、

今できないことは試験までにできるようになればいいのです。

講師がお子さまと体験レッスンをさせていただいて

「ちょっと難しかったけど楽しかった」

と目をキラキラさせて答えてくれるようなお子さまであれば

そこからどんどん伸びていかれるはずです。

 

3.電子ゲーム・タブレットとさよならする

 

これは現段階でお子さまが電子ゲームやタブレットに親しんで

おられる場合、とても難しいテーマになりますが、

あえて申し上げます。

ゲームやタブレットとはさよならしましょう。

それらのツールの受け身で強烈な刺激に慣れてしまうことで、

お子さまの思考力や想像力、忍耐力は確実に奪われます。

短期間で結果を出そうとお思いになられるのであれば

なおさら、ゲームやタブレットとはさよならしましょう。

突然やめることが難しければ、時間を決めて徐々に使う時間を

減らす方向に移行してください。

最初はお子さまが嫌がって大変だと思いますが、

そこはご両親が覚悟を決める必要があります。

 

電子ゲームやタブレットでなくても、楽しく遊べるものが

たくさんあります。

ボードゲームやトランプ、すごろく、ブロックスなど

幼稚園生のお子さまからご家族で楽しめるゲームはたくさん

あります。もちろん電子ゲームやタブレットと違って

大人が相手をしなくてはなりませんから親御さんが大変ですが、

お子さまはそれらのゲームも大好きになられるはずです。

 

昨今、中学受験でも大学受験でも、一番の敵は

ゲーム・タブレット・スマホだと言われております。

これらをいかにお子さまから遠ざけておけるかが、

とくにお子さまが小さければ小さいほど、大切です。

 

4.  褒める

 

受験準備の期間が短い場合や、短期間で一気に追い上げる

場合、ご両親も大変ですが、いちばん負担がかかって

大変になるのはお子さまです。

それを頑張られるお子さまのご努力を、日々褒めて差し上げてください。

ご両親は一所懸命なあまりに、お子さまができたことよりも

できなかったことに目が行ってしまうことも多いと思います。

ですが、わずか5歳のお子さまが一生懸命頑張っておられるの

ですから、できないことよりもできることをみつめて

「こんなのもできるようになったんだ、すごいね!!」と

心からお子さまを褒めましょう。

褒めることでお子さまに自信がつきますし、意欲もさらに

でてきます。

 

5.お子さまのやりたいことを一緒にする時間をつくる

 

これはもう絶対に必要です。

受験準備は必ずしもお子さまにとっての楽しいことばかりでは

ありませんし、そもそもお子様がご自身が小学校受験をしたいと

おっしゃることは、あまりないと思います。

ご両親の意思で小学校受験を決められ、お子さまがそのために

ご努力をされるのですから、お子さまのやりたいことをする

時間を確保しないというのはアンフェアです。

 

そしてこの場合は

お子様が自分のやりたいことを1人でする

ではなく

お子様が自分のやりたいことを親御さんと一緒にする

方式でお願いします。

 

お子さまのやりたいとおもうことに、お母さまも

こころから関心をもって、熱心に楽しく取り組んでください。

お子さまは賢いですから、お母さまがいやいやお付き合いしている場合、

その雰囲気を必ず察知します。

ぼくは(私は)一生懸命お勉強しているのに、ママは一緒に

楽しく遊んでくれない、という状況はお子さまの心に不満とストレスを

募らせることになるのです。

「幼稚園や保育園でお友だちと楽しく遊んでいるのだから

家で遊ぶ必要ないと思います」

とおっしゃるお母さまがたまにいらっしゃるのですが、

お勉強だけはさせて、ご自分はお子さまの楽しい時間を共有しようと

しないというのは、理不尽だと思います。

 

大好きなパパやママが自分の好きなことを一緒にやってくれる、

そういう時間はお子さまの心の成長に必須です。

そして心が成長すれば学ぶ意欲や自立心もさらに高まります。