小学校受験 2月からは戦略的に進めましょう

こんにちは!幼児・小学校低学年向け家庭教師派遣のミセスサリヴァン

代表の言水(ゴンスイ)です。



12月に書かせていただいた

小学校受験 カウンセリング祭り開催中です」

の記事をたくさんの方がお読みくださったことが

アクセス解析でわかりました。

その次にアクセスが多かった生地は

「ご志望校は相談してお決めください」

の記事でした。



相談してください、カウンセリングお受けくださいと

書き続けてきましたが、実際にご相談してくださる方も

カウンセリングのお申込みも増え、小学校受験を目指して

頑張っておられる保護者さまと毎日お話しさせていただけて、

たいへん嬉しく思っております。



ミセスサリヴァンは家庭教師の派遣会社ですから

家庭教師に興味がないのに相談だけしにくい、と

お考えになられる保護者さまもいらっしゃると思います。

ですが私たちミセスサリヴァンではお子さまにご指導させて

いただくこと同じかそれ以上に、保護者さまの方針決定のサポートを

させていただくことが大切だと考えております。

どんなに素晴らしいポテンシャルをお持ちのお子さまでも

年長さんでご志望校・併願校選びとそれに伴うご準備の方向性を

誤ってしまった場合、ご縁をいただくことが難しくなるからです。



また、家庭教師のご希望をいただいた場合も、お住まいの場所や

ご希望のレッスン内容によってはフィットする講師のレッスン枠が

埋まってしまっている場合などは、講師をご紹介させていただけない

場合がございます。レッスンのご希望をいただいた方はもちろん、

私共にご興味をお持ちくださった方やこのブログを読んでくださっている

方の何かお役に立てることがあるとしたら、こんなに嬉しいことはありません。



たとえば、サリヴァンでは体験レッスンのお申し込みをいただいた場合、

お申込みフォームに記載してくださった内容や

お電話でヒアリングさせていただいた内容を拝見し、

その段階でまずお電話を入れさせていただくことが多くございます。


1.ご志望校の記載がない場合

2.複数のご希望校のどちらが本命なのかがわからない場合

3.複数のご志望校がどれも難関校かつ考査の方向性が違う場合

4.ご希望のレッスン内容がお知らせくださったご志望校の

  考査の傾向にマッチしていない場合

5. ご志望校が慶應義塾幼稚舎の場合

  (考査にペーパーがなく、色々な意味で対策が難しい学校のため)

などがお電話でお話をまずは伺いたいなと思パターンです。

なぜかというと、とくにそのお子さまが受験学年、今年の

受験生さんでいらっしゃる場合、ここからのかじ取りが

合否に大きく影響しますから、実際に保護者さまとお話しを

してご一緒に今から何をするべきなのかを考え、

できる限りご要望にフィットする講師をご紹介させて

いただきたいからです。



お話ししている中で家庭教師は当面必要ないことが

わかるというケースもあり、その場合は必要になられたら

またご連絡くださいとお話しして電話を終えます。

体験レッスンのお申し込みをいただいたからと言って、

すべてのご家庭に家庭教師が必要ということはありません。



「志望校その他の相談は塾でしている」という方も

いらっしゃると思います。

ここで正直に書かせていただくと、小学校受験塾の中には

受験生さんと保護者さまのためではなく、ご自身の教室の

利益を第一義としたアドバイスをされるところも

残念ながら少なくないのです。

また、いわゆるその教室の「担当校」以外の学校の

情報をお持ちでないことも多く、そうなると担当校の中で

学校をお勧めになるケースも多々あります。

フリーとくに男児の半分しか定員のない女児のご家庭に

慶應や早稲田をお勧めになる塾というのは個人的には

不思議だと思っております。

何が何でもという強いご意思をお持ちであればもちろん

喜んでお手伝いをさせていただき、毎年合格される会員さまが

いらっしゃいますが、本当に血のにじむようなハードな

ご努力が合格には必要になります。

ご志望校のどこかに絶対に合格してほしいと思っている

私どもの立場としては、明らかにハイリスクな学校を

こちらからご提案ということは普通はできません。

塾でご志望校のアドバイスをいただく場合には、

そのアドバイスが本当に生徒さんと保護者さまのためを

思っての有益なアドバイスなのかどうかをしっかりと

見極めていただきたいと思います。





ご志望校の方向性がある程度決まったら、

10月または11月(国立の場合は12月ですが)の

考査本番に向けてどう対策を進めるかの具体的な

戦略を練りましょう。

受験学年の場合、夏休みからはとにかく学校別の対策と

弱点補強が最優先となります。

ということは現在の2月から夏休みまでに基礎的な概念理解と

何よりも大切な聞き取り力を鍛えながら、

夏休みに学校別の対策ができる準備を整えます。

「対策ができる準備を整える」と書いた理由は

ご志望の学校によっては現在所属しておられる

お教室から転塾する必要があるケースも多々あるからです。

転塾が必要ないまでも、おなじ塾の中での教室移動や

担当校の教室2つをかけもちで学校別の対策を取る

ことも合格パターンでは珍しくありません。



また、ペーパーをやりながら、どの学校でも昨今必須と

なっている巧緻性を鍛え、ご志望の学校によっては

体育と美術、また対面でテスターのつく個別考査のある

学校であればその対策をどうするのかを考えていかなくては

なりません。個別考査の対策は基礎がしっかりしていて

お子様に適正があれば、夏以降から開始しても間に合う

場合もございますが、体育と美術は一朝一夕には力が

つきませんから、ご志望の学校を受験するのにどれくらい

エネルギーをかける必要があるのかを調べ、間に合うように

対策するか、様子を見ながら難しそうであれば志望校を変更して

体育と美術の対策を切って負担を軽減するという考え方も、

非常に賢明で結果として合格する可能性を高めます。



夏からでも間に合う場合もある個別考査o対策については

立教小学校や成城学園、学習院などを受験する場合

絶対にやっておかれることをおすすめします。

ペーパーがいくらできても、全く出題形式の違うこれらの

学校の考査にいきなり対応することは難しいからです。

青山学院はここ2年間ペーパーの考査に変更されていますが

それまではずっと個別考査でした。

今後ずっとペーパーとも限りませんから、青山が第一希望であれば

個別考査の対策もしておかれるべきだと思います。

でないと出題方式がもとにもどった場合、お子さまが考査当日

戸惑われることになります。



「戦略的に進めましょう」と書きましたが、もちろんこれから

考査までの8~9か月の間に、お子さまの状況やご両親の

お考えの変化によって戦略の変更や修正も必要となるでしょう。

それもふくめてある程度余裕をもって戦略を立ててください。



ここまで書かせていただいた通り、戦略を立てるにはまずは

ご志望校の方向性をお決めいただく必要があります。

ご志望校で迷われた場合や、現在の戦略がご志望校にご縁を

いただく上でマッチしているかで迷われた場合には

サリヴァンにぜひ相談してください。



昨年度も受験終了後、メールやお電話で

「言水さんにすすめられてなかったら、合格した学校は

考えてもおらず、出願しなかったと思います。

すすめていただいて本当に良かったです」と

サリヴァンでレッスンをお受けいただいた方からも、

レッスンはお受けにならずアドバイスだけさせて

いただいた方からも、ありがたいお言葉を頂戴し、

この仕事をしていて本当に良かったと心から感じました。



小学校受験をめざしておられる保護者さま皆さまが

お子さまとご家庭にフィットした学校をご志望校として

選ばれ、戦略的に賢くご準備をすすめて合格されることを

お祈りしております。