小学校受験 合格されるご家庭の特徴とは

 

こんにちは!幼児・小学校低学年向け家庭教師派遣のミセスサリヴァン

代表の言水(ゴンスイ)です。

 

本日は私が午前中2歳児さんのグループレッスンをしている間に

(ミセスサリヴァン創業以来15年間、私が担当講師を続けているのが

2歳児クラスのレッスンです)

売れっ子の先生からうれしいご連絡をいただきました。

担当していた生徒さんの第一志望校の補欠が繰り上がり合格されたのです。

 

補欠合格されて繰り上がりのご連絡を待つのは、いつまわるのか

まわらないのかとやきもきして、お辛いのです。

合格発表からずっとそんな毎日を過ごしておられた会員さまに

ご志望の学校から待ちに待ったご連絡が入ったこと、私も本当に

嬉しくなりました。

 

ここのところ会員さまよりうれしいご報告が相次いております。

電話をくれた先生と、そのまま今年の受験の話になる中で、

考査の方向性や合格されるお子さまのタイプが変わった学校も含めて、

いったいどんなご家庭が合格されているのかを聞いてみました。

 

1.年中さんから準備されていたご家庭

 

年中さんの段階で入会してくださり、先生とお母さまとで

じっくり2人三脚で準備をすすめてこられたご家庭は、

第一志望群の学校に合格されている例がやはり多いようです。

 

今まで何度も書いてきましたが、小学校受験に一番有効な

資源はやはり時間です。

現段階(新年長さんの12月)では、どんな学校を希望される

場合も、学校別に特化した内容をトレーニングするのではなく、

ベース部分を厚く仕上げるための基礎作りをされていると思います。

この基礎の部分がしっかりしていればいるほど、この先

どの学校を志願される場合も、または志望校が変わった場合も

合格をいただきやすくなるのです。

 

学校の過去問にそって対策をすればいいのではないか?

どうして志望校では出題されないこともやるのか?

そう疑問を持たれる方ももちろんいらっしゃると思います。

ですが、特に最近、どの学校も

「今まで受験生さんたちが見たことのない問題を出す」

「今までの出題と傾向を変える」

ということが発生しております。

ようするに、促成栽培的に考査に向けてのテクニックを磨いた

お子さまを好まないのです。

どの学校もますます

「自分で考える」

「自分のことばで語る」

これができるお子さまを好む傾向が強まっています。

 

そういう力をつけるには

コツコツと幅広くいろいろな取り組みを経験をして、

経験値を上げるとともに力を底上げしておく

これしかありません。

そしてこれができるのは、考査まで時間のある新年長さんです。

 

ちなみに、志望校では出題されない分野をどう考えるかの良い例は

慶應幼稚舎に合格される方です。

幼稚舎にはペーパーの考査はなく、

行動観察、運動、絵画制作

考査で問われるのは上記のみで、面接すらありません。

ですが毎年必ず、幼稚舎にはペーパーのできる

お子さま以外は合格されていません。

そして幼稚舎に合格されるお子さまは併願校のほぼすべてに

合格されています。

幼稚舎を真剣に志願されている方は幼稚舎では出題されない

ペーパーをガッチリトレーニングされているのです。

 

 

2.戦略的なご家庭

 

小学校受験には、戦略が必要です。

 

第1志望校をどこにするのか?

そのためにどこの塾に通ってどんな講座をとるのか?

併願校をどこににするのか?

第一志望校と併願校のタイプが違う場合はどうやって

対策をしてゆくのか?

行動観察の教室は必要なのか?

絵画制作や体操の対策をどうするのか?

 

などなど、きりがないくらい選択するべき項目があります。

時間も費用も有限な資源ですから、これらの項目について

どう考えるのか?

何を選択するのか?

をしっかり吟味していかなくてはなりません。

また、選択して実際にやってみたらうまくいかなかったり、

考えが変わることもあります。

その時には状況にあわせた修正が必要になります。

 

しっかりした戦略は、小学校受験という航海に必須の

海図のような物だと私は思います。

海図なしの航海は、リスクが高いのです。

 

ご両親は季節ごとの気象や海の状況を考慮して

船の針路を定める最高責任者の船長ですから、

私たち家庭教師は海図つくりと安全な航海をサポートする

ためにいる航海士です。

 

航海士の情報やアドバイスを有効に活用されて

しっかりした海図をもって受験に臨まれた戦略的なご家庭は

やはり最終的に合格されたケースが多いようです。

 

 

 

3.柔軟に考えられるご家庭

 

それぞれのご家庭にはそれぞれのお考えがあります。

私たち家庭教師はお客さまのご希望やご方針を第一に

サポートさせていただくことが大前提です。

そんな中でもサリヴァンで大切に考えていることがあります。

それは

必ずどこかの学校に合格すること

です。

 

お客様の中には、いま考えておられるご志望校のいずれかで

なければ公立の小学校でもいい、

そうおっしゃる方ももちろんいらっしゃいます。

 

ですが小学校受験をする場合、ご両親はもちろんのこと、

考査をお受けになるお子さまは受験に向けて

さまざまなお取り組みをしてご努力をされます。

もちろん時には辛い思いをされたり、ストレスがかかることもあります。

それを乗り越えて考査をお受けになるお子さまに

頑張った成果として、ぜひ合格を体験させて

あげてほしいのです。

 

そのために、私たち家庭教師は今までの経験値から、たとえば

併願校の推薦

転塾や塾の講座を減らすご提案

などをさせていただくことがあります。

もちろん、ご両親のお考えで選ばれている併願校やお教室を

変えませんかとおすすめすることは本意ではありません。

ですが、言わなくてはならないと思った場合は

勇気を持って申し上げております。

それを聞き入れてくださる、柔軟な考え方をされるご家庭は

やはり合格されているケースが多いです。

 

たとえば併願校のアドバイスについては

10月の神奈川・埼玉の学校から受験をスタートし

11月1日~8日までで都内の学校

11月なかばに慶應横浜初等部

12月に国立がスタート

12月後半に筑波大附属

この小学校受験のスケジューリングのなかで

〇必ず前半どこかで合格をいただけるように併願する

〇私立だけ考えていても万が一に備えて、国立に出願しておく

上記内容をおすすめすることが多いです。

ひとつも合格を持たずに後半戦に突入する場合も、

もう後がないという焦りの中で考査が進む場合も、

ご両親の精神状態は非常に苦しくなります。

苦しくなると、平常心ならば合格できる可能性の高い学校にも

ご縁をいただけなくなるケースがあるのです。

 

今年は出足が早く、11月12月でたくさんのお申込みをいただき、

早くもレッスン枠があと1枠・2枠で埋まってしまう講師も

出始めております。

サリヴァンの家庭教師のレッスンにご興味をお持ち下さっている

お母さまがいらっしゃいましたら、お早目にお問合せくださいませ。

なお、講師はご志望の学校やご希望のレッスン内容・曜日時間によって

フィットする講師が違って参ります。

ご志望校の方向性が決まらない

そもそも小学校受験するべきかどうか迷っている

そんな場合はまずはカウンセリングをご提案させていただいております。