人気講師が教える 梅雨時の賢くなる遊びの決定版

こんにちは。ミセスサリヴァン講師の仙石です。

カレンダーは6月半ばになり、東京は梅雨入りしましたね。

梅雨の時期は外遊びがあまりできず、室内で過ごす時間が

多くなると思います。

今回は梅雨の時期におススメの遊び方としまして、

「カードゲーム」

「ボードゲーム」

についてお話したいと思います。

 

〇カードゲーム

「カードゲーム」といえばすぐに思い浮かぶのが

「トランプ」

だと思います。

 

カードの数や位置を記憶する「神経衰弱」

数の並びを楽しむ「七並べ」は代表的な遊びですが、

その他にも

カードを出し合って、大きい数のカードを出したほうが

「勝ち」となる2人対戦型の「戦争」は、

「数の大きさ」を読み取る練習になります。

通常のルールは「1(Aエース)」が一番強いという

ルールですが、年少~年中さんはこのルールは利用しなくて

数字の数通りに勝負したほうがいいでしょう。

年長さんは通常ルールを覚えて楽しんでみましょう。

勝ったプレイヤーは相手が出したカードをもらえます。

 

 

ここで、トランプの札のハートやダイヤなどの

数の並び方に注目してみてください!

3」と「3」で「6

3」と「3」と「1」で「7

3」と「3」と「2」で「8」・・・

数の構成を自然に学ぶこともできますね。

レッスンで数のプリントを解いていた年少のお子様が、

数の並びを見て「これは5だ!」と即答したことがありました。

トランプやサイコロの「5」の並びを見ていて覚えていたのです。

 

 

もうひとつ、小さなお子様には「UNO」がおススメです。

 

これはお子様用の大きなサイズの「UNO」です。

何年もレッスンで使用してきましたので箱はもうボロボロです。

手札から「同じ数字」か「同じ色」を出していくゲームです。

手札が早く無くなったプレイヤーが「勝ち」です。

楽しみながら「色」と「数字」に親しんでいきます。

 

 

〇ボードゲーム

先日、今春私立小2年生になったお子様のお母様と

久しぶりにお会いしましたが、その時に話題になったのが

「将棋」です。

そのお子様は幼稚園児さんの頃から将棋に興味を持ち、

小学校に入学されてから本格的に習うため

お子様向けの将棋教室に通っているそうです。

 

 

幼稚園児さんは駒の動きを覚えるだけでも楽しめます。

お子様向けの簡単な「詰将棋」の本も数多く出版されて

いますので、どの駒をどこに置けば「詰む(勝つ)」のか、

「推理」して楽しめますね。

また、見本で手前に駒を正しく並べておき、相手側に

「反対向き」に駒を並べてもらってみてください。

「反対側の配置」(「四方観察」)のお勉強にもなりますね。

 

 

駒の動きは色々で、「縦方向か横方向」の「飛車」、

「斜め方向」の「角」、「1つずつ進む」「歩」

(黒で示したもの)はわかりやすいですが

「左斜め前方か右斜め前方に1つ飛ばし(飛ぶ)」の

桂馬」が独特で難しいですね(白で示したもの)。

 

 

小学校受験の「方眼上の位置移動」という問題があります。

「今いる場所から上に1つ、右斜め下に2つ・・・」

等動いて「最後に止まったマスはどこでしょう」等という

問いに答えるものです。

遊びに駒を上下左右斜めに動かすものを取り入れることで、

方眼上の位置移動にも慣れていけますね。

 

 

 

親しみやすくて駒も少ない「どうぶつ将棋」もあります。

進める方向の矢印も入っていてわかりやすいです。

 

 

それから、2つ進む、4つ戻る、等動きながらゴールを

目指して楽しめるものにすごろくがあります。

順番や「1回休み」等のルールも守りながら楽しみましょう。

 

 

そして最後は

 

 

「オセロ」です。

小学校受験の問題にオセロを取り入れた問題をよく目にします

「どの駒を裏返しにすれば白と黒が同数になるでしょう」

(上の写真にありますように)

「どこに白の駒を置けば全部白になりますか」等、

推理」する問題です。

将棋の対戦は幼稚園児さんには難しいですが

オセロの対戦はできますね。

最後まで勝負はわかりません。

楽しみながら1対1の勝負を楽しみましょう。

 

 

でも「カードゲーム」「ボードゲーム」で遊ぶときに

一番大事なことは

「勝つ」喜びだけでなく

「負ける」口惜しさも体験することです。

自分が負けた時に勝った人が嬉しそうにしている

のを見て「辛い」と感じたら、

「自分が勝った時」に

「負けた人の気持ち」を

思いやりましょう

誰かが勝てば誰かは負けるのです。

複数の人数で皆が最後まで楽しく遊べますように。