コロナ禍の中での小学校受験に必要なこと

 

こんにちは。サリヴァン講師仙石です。

昨秋行われました2021年度小学校受験を振り返りまして、

今秋予定されております2022年度小学校受験に向けて

お話ししたいと思います。

 

 

〇緊急事態宣言発出に伴う自粛期間につきまして

 

2021年度を振り返るにあたり、真っ先に思い出されますのが、

昨年の4月7日~5月25日の緊急事態宣言期間です

(当初の予定では5月6日まででしたが5月31日まで延長、

5月25日に全国解除となりました)。

 

丁度幼稚園・保育園・スクールで新年度がスタートする時期で、

そしてまた、たいへん気候の良い、絶好のお出かけ日和で、

ご家族でご旅行や季節を感じる様々な体験・スポーツ等を楽しめる

GW期間も含まれておりました。

その時期に、「ステイホーム」としてお出かけ・体験が「できない」

という状況になったのです。私共のレッスンも休止しておりました。

お教室や習い事も休止かオンラインになったことと思います。

 

小学校の学校説明会も始まる時期でしたが、これも延期になりました

(学校説明会は、延期の後にオンラインや動画配信になる学校が

多かったです)。

それまで当たり前だった日常が変わってしまった。

誰もが不安になります。

この時に、「子供と過ごす時間が増えて嬉しい!」と

おっしゃったお母さまがいらっしゃいました。

 

自粛期間中はお仕事も在宅ワークになり、お子様が

通われている園は休園です。

そのお母さまは、お子様と相談して、一日のスケジュールを

「大まかに」決めて、今日は「遊ぶ」時間は何をしましょう、

「おべんきょう」は得意なプリントと、ちょっと頑張ってほしい

プリントも少しやってみよう、等、自粛期間中の毎日をご家族で大切に

じっくり、楽しんで過ごされていました。

休止していたレッスンが再開できて久しぶりにお会いした時、

お子様は自粛期間前より逞しく、そして変わらず朗らかでした。

 

今回のこのような未知のウイルスによる状況は、滅多にないことだとは

思いますが、このように「予期せぬこと」「予定が変わること」

「先がなかなかよめないこと」に遭うことはこれからもないとは

言えません。

今年になってまた1月7日から緊急事態宣言期間に入りましたが、

「その時に出来得ること」を考え、それを「粛々と」行う。

これが、昨年に得た大事な教訓だと思います。

 

昨年の、あの自粛期間にどのように過ごされたか?

それが、秋のお試験のキーポイントになっていたと私は感じました。

 

 

〇オンラインに慣れること

2021年度は前述通り、学校説明会はほぼオンラインでした。

視聴のみでなくZOOM等の参加型相談会もありました。

そして申し込み期間や視聴期間が決まっていたり参加申し込み数が

限定されていたり等、しっかり情報をまめにチェックし把握しておく

必要がありました。面接も、オンラインが多かったです。

オンラインの方法も学校により様々です。オンラインにしっかり

慣れておくことは2022年度も必須でしょう。

 

出願方法も様々で、全てオンライン、オンライン+郵送等、

学校によりました。

また、オンラインの扱いに慣れるだけでなく、気を付けたいことが

1つあります。

「オンライン面接」は「ご家庭で」受けることになります。

お子様が、「学校に出かけて」受ける面接のような適度な

緊張感を以て「自分の家で」しっかり受けることができるかが

キーポイントです。

 

 

〇柔軟さと臨機応変な対応と基本

 

2022年度も「大まかな」予定を立てておくことは大事ですが、

細かい入試スケジュールはその時の状況により変わります。

常に公式の(学校の)情報にアンテナを張り、不確かな(噂等)

情報や憶測は気にしないこと・勝手な予想は立てないことです。

 

「2021年度の試験で〇〇小学校は運動考査をしなかったから

きっと2022年度もしないんじゃないでしょうか」等

決めつけてはいけません。

その学校に「傾向」というのはあるかもしれませんが

大事なのは「基本」です。「基本」が全てです。

 

1.身体を正しく動かすこと

2.ルールやお約束を守ること

3.身の回りのことができること

4.適切な言葉で自分の意志や意見を伝えることができること

5.話をしっかり聞いて理解して実行できること

6.集団の中で輪を乱さず周りを考えて行動できること

7.色々なお道具を正しく使い指先を上手に動かせること

8.言語・数・図形・常識・道徳・絵画等を意欲をもって学べること

です。

 

〇試験を受けるのはお子様だけではありません

お試験はお子様を通してご家庭をみます。そしてなによりも

お子様が意欲をもって学べることができるのは

ご家族のサポート・励まし・愛情あってこそです。

家族のみんなでがんばろうね、というお試験でありますように。