【速報】今年の小学校受験考察 part2

こんにちは!幼児・小学校低学年向け家庭教師派遣のミセスサリヴァン

代表の言水(ゴンスイ)です。

11月後半から今月にかけて、補欠合格された会員さまからの繰り上がり

合格のご報告が次々と入ってきております。

補欠合格をお持ちの皆様、筑波大附属小や立川国際附属小の合格発表は

これからですし、複数の学校に手続きをされて進学先を迷っておられる方も

いらっしゃいますから、まだこれからも繰り上がります。クリスマス過ぎて

からご連絡をいただくこともよくあります。

気が気ではないと思いますが、もうしばしお待ちになってみてください。

前回の今年の小学校受験考察part1に引き続き、今回は

今年の小学校受験考察part2をお届けします。

前回は東京都市大付属小学校、洗足学園小学校、立教小学校、学習院初等科、

青山学院初等部、成城学園初等学校などについて書かせていただきました。

今回の考査で印象深かったのは暁星小学校です。

会員様の中で考査をお受けになった方が例年より多かった

ということもあるとは思いますが、今年はなんと10名の生徒さん

が1次試験を通過しました。

もともと実力主義の学校でお子さまに力があるかどうかが

合格するために何よりも大切な学校だと認識しておりましたが、

暁星に向いたタイプのお子さまが着実にご努力を重ねることで

着実に合格に近づくことができる学校だと再認識しました。

今年はテーマ作文のお題がちょっと書きにくいというか、

どう書こうか悩むようなお題で、サリヴァン講師の間でも

話題になりましたが、合格されたご家庭の書かれた回答は

ほぼ方向性は同じでした。

2次試験については辞退された方もいらっしゃいましたが

7割の方が通過されました。

また、暁星同様、努力は結果につながると今年も感じたのが

東京女学館小学校です。

女学館はAOという単願受験のシステムがあります。

一般受験よりも願書と面接のハードルが上がりますが、

第一希望の方であればAOと一般の両方で出願される方も

多いと思います。

どちらの考査が向くかはご家庭とお子さまによるのですが、

今年は女学館に標準を絞って、お子さまの対策はもちろん、

願書や面接の対策までをきっちりやりきられた方は

ほぼ全員がAOまたは一般で女学館に合格されました。

とくいAOは難しいペーパーを解かせるということがないので、

どれだけご両親が女学館の理念を理解し、共感しているか

が大切だと感じました。

また、ペーパーの問題の難易度が非常に高いことで有名な

成蹊小学校については、今年も第一志望であったかどうかに

かかわらず力のあるお子さまが合格されている印象です。

成蹊は以前は補欠の発表がなく、場合によっては年が明けたあと

2月になってから、補欠合格が繰り上がりましたとの

お電話が学校から入ることがありましたが、

近年は上位補欠者の発表が出るようになりました。

今のところ私の知る限り、成蹊小学校から上位補欠をいただいて

繰り上がって合格されなかった会員さまはいらっしゃらず、

受験されるご家庭にとってとても良いシステムだと感じます。

また、ペーパーも面接もない、慶應タイプの考査が行われる

桐朋学園小学校は対策がしにくいと以前から感じていた学校です。

お子さまがお勉強をどんなにできてもご縁がいただけないこともあれば

できなくても合格することもある学校だと思っておりましたが、

今年は感触が違いました。

成蹊小学校で出題されているような図形を理解する能力のある

お子さまの合格率が高かったのです。

特に男児は倍率がたかく狭き門ですが、対策を工夫すればチャンスを

大きくすることができると感じました。

ありがたいことに今年受験された会員さまたちが続々と受験された学校の

考査についての調査票を送ってくださっているので、私の今の一番大切な

仕事はその調査票をじっくり読むことと、合格された生徒さんの

担当の先生方からヒアリングをすることです。

私立の小学校についてはいろいろな情報が真偽にかかわらず

でまわっておりますが、少なくともサリヴァンでは、実際に生徒さんたちが

考査をうけた結果としてわかったことを、これから受験される方に

伝えたいと思っております。

塾によってはご両親にとってお聞きになりたくない情報は

お耳に入れないというところも多いですが、生徒さんとご両親が

来年の今頃悲しい思いをされないために、必要なお話は

させていただくのが私どもの使命だと思っております。