【速報】今年の小学校受験考察 part1

 

こんにちは!幼児・小学校低学年向け家庭教師派遣のミセスサリヴァン

代表の言水(ゴンスイ)です。

 

今日は慶應義塾横浜初等部の1次試験の合格発表でした。

毎年初等部の2次試験の結果が出た後で国立の考査がスタートし、

筑波大附属の考査の終わる12月半ばにて(昨年度は考査が早まりましたが)

小学校受験シーズンが終わりますが、今年の小学校受験シーズンも

終盤にかかってまいりました。

 

慶應横浜初等部の1次試験に通過した皆様、おめでとうございます!

これから2次の対策に力をお入れになるところだと思いますが、

くれぐれも、本番の前日に塾から流れてきた情報を聞いて

その内容をお家でお母様と特訓するのはおやめください。

慶應は特にそうですが、他の行動観察校でもこれをやると

合格するものも合格しなくなります。

慶應は仕込まれた、とか作られた、という雰囲気のお子さまを

嫌っておられるので、前夜の一夜漬けでわざわざお子さまの

思考力を低下させ、魅力を減らしてしまうのはもったいないです。

 

お子さまの経験と心から発案されたものなのか、

事前に仕込まれたものなのかは、プロの先生方が

ご覧になればすぐにわかります。

2次試験に向けて、自己肯定感を高め、楽しく工作絵画・体操に

取り組みながら最後の仕上げをされ、体調と気力を整えて

元気に考査にいらしてくださいませ。

 

慶應義塾横浜初等部以外の学校については結果がほぼ出ました。

全体的な感想としては、考査の倍率が上がり、年々戦いが厳しく

なっていると感じております。

ひと昔前、洗足学園小東京都市大学附属小はやるべきことを

きちんとやってあれば、一貫校を本命にされている方にとって

併願校になる学校でした。

ですが今や、本命校としてガッチリ腰を据えて対策しないと、

合格できません。受験番号を見ると、

倍率も両校ともに6倍以上(洗足は補欠合格含めて7倍)あるようです。

通常、小学校受験では考査までの模擬試験の成績では合否が

読めないのですが、洗足学園に関してはペーパーがとても

できるようになっていることが模擬試験の成績で明らかに

なっているお子さまだけが合格していました。

 

一貫校については、立教小学校青山学院初等部学習院初等科

成城学園初等学校 などで

「第一志望での合格者の多さ」を感じました。

青山は昨年度からペーパーの考査になりましたが、

立教や学習院などは変わらず対面考査です。

ノンペーパー校の併願校がペーパー難関校の場合、

その対策の対策のバランスが非常に難しくなります。

 

昨年度までは、それでもノンペーパー校とペーパー校の

両輪で対策されいてる方でも立教や学習院に合格される

ことがもう少しありましたが、今年は本当に第一志望校に

フォーカスされ、考査と願書と面接の準備をきっちりやられた

方しか合格していません。

ペーパー校になった青山学院ですが、やはり青山ですから、

女子校などのペーパーとは違うようで、合格者はノンペーパーに

戻ることも視野に入れながら青山の対策をがっちりされた

方たちでした。両方の対策は本当に大変だったと思います。

しかも今年はペーパ―の問題が難しく問題数も多かったようで、

1次試験をお受けになったご家庭の方々がびっくりされていました。

ノンペーパー→ペーパー→難しいペーパーと変遷した青山の考査ですが、

来年度ノンペーパーに戻らないとは限りません。

ということは来年度以降も、両方の対策をしていく必要があります。

 

立教小学校は今年から校長先生がかわられたので、

どうなるのかなと思っておりました。

立教の面接は非常に温かくフレンドリーで、

面接を受けられた多くのご両親が「とてもうまくいきました」

とおっしゃいます。なのですが、その面接の感触と

合否はたぶんほとんど結果として合致しないと感じました。

 

成城学園初等学校は校長面談の申し込みフォームから

考査が始まっていると言われています。

女子は特に倍率が高く激戦になりますが、

校長面談の申し込みフォーム・身上書志望理由書・願書の3点を

入念に準備され、それを元に校長面談の準備と面接の準備を

し、お子さまの個別考査の対策をきちんとされたご家庭が

やはり今年も合格されています。

サリヴァンでは、それぞれのノンペーパー校の対策を

専門としている講師が在籍しておりますが、今年は専門の

先生の合格率が特に高くなりました。

この傾向が来年度以降も継続するのであれば、志望校を早めに決めて

学校の情報を集め、その学校に特化した対策をする必要性が

ますます高まると感じています。

長くなりましたのでパート2に続きます。