模擬試験で上位30%に入っていない小学校受験生さんが今やるべきこと





こんにちは!小学校受験・知育レッスン家庭教師派遣の

ミセスサリヴァン言水です。

今日はいきなりすごいタイトルになってしまい申し訳ございません。

こんなことを書くのはどうかなとも思ったのですが、

Gwが始まったばかりの今、ぜひ、お伝えしたくて

勇気を出して書かせていただきます。




現在は、4月末です。

10月校の場合はあと5か月、11月校の場合はあと6ヵ月で本番です。

現段階で模擬試験をお受けになっていない、という場合は、

いち早く模擬試験をお受けになって、現在のポジションをしっかりと

確認しましょう。


私はよく、年長春のタイミングでの成績は合否に関係ありませんと

申し上げておりますし、実際に今の成績=考査時の成績ということは

全くありません。

ただそれは、今からしっかりと取り組みをされた場合に限るのです。

年長さんの春からは、皆さんエンジンがかかって一生懸命

家庭学習に取り組まれるようになります。

そうなると、ちょっとやったくらいでは成績は上がりません。

正しい方向性で、お子さまに合わせて、取り組まれる必要があります。




また「模擬試験」にはいろいろな種類があります。

どの塾が主催している模擬試験かによって、成績の出方が違うのです。

大手の教室でもA教室とB教室では模擬試験の偏差値が10くらい

違って出る、ということもよくあります。

また、塾の主催ではない模擬試験の場合は、塾主催の模擬試験よりも

偏差値が高く出る傾向が強いです。

要するに偏差値や順位は、模擬試験をお受けになる分母の

母集団の質によって全く変わってくるのです。

そうなると、一番正しい偏差値が出るのは、ご志望の学校に

合格者を多く出している教室の模擬試験、ということになります。

なので、できるだけ本番に近い母集団の中での

現在のポジション確認ができる模擬試験をお受けになってみることを

お勧めしております。




なぜいきなり厳しいことを申し上げるかというと、

今ならまだ、ここから本腰を入れて対策したら間に合うからです。

そのためには、現実がたとえ厳しいものであっても、直視されて

現在の状況を正しく把握されることが何よりも大切だからです。

学校によっては上位30%に入っておられなくても、合格できます。

ですが、いわゆる倍率の高い難関校の場合、上位30%には入っている

必要があります。




サリヴァンで長く教えてくださっている私がとても信頼している

先生は「1番である必要は全くない、だけれども考査が近くなった段階では

常時上位20%くらいのゾーンにいられる力が欲しい」とおっしゃっており、

私も全く同意見です。

この「常時上位20%」は調子が悪い時も、問題との相性がイマイチ合わなかった

場合にも、安定的にここに留まっていられる、ということです。

そうなると春の今からゆるやかに成績を上げていくとしたらまずは

上位30%を目指していただけると良いと思います。

では具体的に何をしたらそうなれるでしょうか?


1.生活リズムを安定させて、取り組み時間を

  安定的に確保すること




昨年度も、振るわない成績から見事難関校に合格された

会員さまがたくさんいらっしゃいましたが、

そういう方達にまず共通していたのは、生活リズムを安定させ、

コツコツと淡々と取り組みに向かわれたという点です。


これは、意外と難しいのです。

土日や連休は日常生活と違う生活を送れば送るほど、

リズムが崩れます。もちろん、リズムが崩れてもあまり

コンディションに影響しないお子さまもいらっしゃいます。

ですがお子さまによっては元のペースを取り戻すのに

ものすごく時間がかかってしまう場合もあるのです。


ですので、たとえば朝30分、夕方1時間などと、取り組みの

時間をお決めになったのであれば、土日も連休も、そのペースを

守って取り組まれることをお勧めします。




2.とにかく復習を大切に


お教室や家庭教師の授業で習ったことをご自宅で復習されていない

成績上位者は特に今の時期からは、いません。

習ったことを復習しないのは、せっかく定着しかけている知識を

自ら捨ててしまうことになるのです。

お稽古を終えてお子さまの記憶が新しいうちに、必ず復習して

せっかくの知識を取りこぼさないようにインプットてください。

お教室で習うことと、おうちでそれを復習することにかける

エネルギーの比率は、お教室1:復習5で

良いくらいです。





3.苦手分野は基本問題に戻って理解を深める




どんなお子さまでも、苦手分野はあります。

苦手なことがあることは全く問題がないですし、苦手なことが

得意になったときには、お子さまの自信につながり、自己肯定感が

高まります。

苦手分野に取り組むのは大人でも辛いことですから

お子さまと取り組まれる場合には、ちょっと考えたら理解できる

基本問題まで戻って取り組んでください。

苦手分野の難問を理解できないままずっと考えさせるというのは

意味がない上にお勉強がつらい、楽しくないと感じさせてしまう

大きな要因になります。





4.とにかく「聞き取り力」を強化


たぶん、発問をしっかり聞き取ることができれば、

自然と成績は20%から30%上がるはずです。

それくらい、小学校受験で最も重要なポイントは

話を聞き取る能力があるかどうかです。


話を聞けないケースにはいろいろなパターンがあります。

お子さまが聞こうとしていないわけではなく

自信がなかったり、話を聞き取るポイントがわからなくて

聞き取れないというケースも多々あります。

お子さまの状況にあわせて、聞き取り力を強化しましょう。





5.出来なくても叱らないこと


もしかすると、これが一番大切なことかもしれません。

お約束を守れなかったり、危ないことをした時などは

お子さまをちゃんと叱って差し上げる必要があります。

ですが、できないからといって叱るのは、残念ながら全く

意味がなく、「叱る」ではなく「怒る」の範疇に入ってしまいます。


わが子が可愛いからこそ叱りたくなるお気持ちはわかります。

ですができないのは、お子様のせいではありません。

やり方かやる内容のどちらかまたは両方が良くないせいで、

出来ないのです。





GWは、テコ入れに最適な期間です。

夏前の貴重なチャンスをぜひ最大限に活かしてくださいませ。

また、模擬試験の結果をご覧になった上でご家庭で

取り組まれてみて、手ごたえを感じない、

力がついてきている兆しが見えない、

お子さまのやる気が出ない、

などの場合には、お気軽にご連絡ください。

体験レッスンを受講されてみて、やっぱり不要だった、

という場合はご入会されなくても全く問題ございません。




あと半年後、小学校受験本番の秋になって

「もう少し早くテコ入れしておけばよかった」

「もっとできたはずだった」

こうなってほしくないのです。

本番までの貴重な時間を迷われたまま過ごして

いただきたくないのです。

「我が家はできることはすべてやり切った」

「親子で一丸となって頑張ることができた」

そう思ってすがすがしいお気持ちで考査に臨んで

いただくために、私ども家庭教師がおります。