夏休みも終盤に入り、小学校受験生のお子さまたちも夏期集中講座の山場を
迎えていらっしゃいます。
本日は早稲田実業学校初等部を第一志望になさっているお子さまのレッスンの
代講に伺いました。
早実は、108名の定員に昨年度の試験では861名が受験した(倍率8.6倍)人気校です。
昨年度の試験は下記の内容でした。
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1.ペーパー ( お話しの記憶、観察力、図形、図形がらみの推理・思考 )
2.個別テスト ( 巧緻性、生活習慣、制作、言語 )
3.集団テスト ( 行動観察、指示行動 )
4.運動テスト ( 模倣体操 )
5.親子面接 ( 2次試験 )
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上記のなかで、絶対にマストなのが「巧緻性」と「生活習慣」のお取組みの練習です。
1.巧緻性
たとえば、こちらの学校では他の小学校ではめったにつかわない「つぼのり」を
使う出題があります。
昨年度も、お手本と同じになるように画用紙をえらんでのりを貼るという出題がありました。
( ※写真は今日のレッスン用に準備した、2012年度の問題の類似課題です。)
ひもで閉じる、ねんどで立体をつくる、セロテープづかい、ちぎり など、
巧緻性の課題をたくさんやってみてください。
2.生活習慣
昨年は、バラバラになった色鉛筆やビーズ、画用紙を分類してしまったり、
図鑑にカバーをかけてケースにしまったりする出題がありました。
リュックサックにお弁当箱や水筒、おはし、巾着、洋服などなどたくさんのものを
指示された場所にしまう(もちろん巾着のクチはちょうちょ結びです)
課題はもはや定番です。洋服(ワイシャツなど)をたたむという課題もよく出ます。
ようするに、自分のことが自分でできる「生活力」のあるお子さんがお好きなのです。
生活力をつけるコツは日頃からお手伝いをして家族の一因としての役割を担うこと、
これに尽きます。
「巧緻性」と「生活習慣」対策はお教室に通っても、ご家庭で復習しなければ
力がつきませんのでマンツーマンの家庭教師レッスンにもっとも適した分野です。
毎年サリヴァンでは早実志望のお子さまをお世話させていただいておりますが
1.子どもらしく伸びのびしたお子さま
2.日に焼けてアクティブなお子さま
3.困った場面を自分で何とか切り抜けられるたくましいお子さま
毎年、そんなお子さま方が巧緻性や生活習慣を練習して合格なさっています。
中学校受験と違い、小学校受験はテストで点がとれる=合格ではないのです。
私がお世話させていただいたお坊ちゃまは、面接練習で早稲田名物
「1人で電車で学校に来られますか?」
の質問に、元気いっぱいに「無理だと思います!」
と答えていらっしゃいましたが、合格なさいました。
( 本番で聞かれたら、無理そうなことは「がんばります!」
とお返事しましょうとご指導いたしましたが・・)
工作が大好きな、好奇心いっぱいの素直でとても面白いお子さまです。
訓練され尽くされた感じのお子さまより、伸びしろを感じる
活き活きしたお子さまが魅力的なのではないでしょうか。