こんにちは！ミセスサリヴァンの言水です。
3月半ばになり、新年長さんはもうすぐ春期講習が始まりますね。
そろそろご志望校が定まってこられた頃かと存じます。
〇慶應義塾幼稚舎
〇慶應義塾横浜初等部
〇早稲田実業初等部
これらの学校を第一志望にお決めになられた場合、
今すぐ優先して対策を開始してほしいことがあります。
それは
〇体操
〇美術
この２つです。
皆様ご存知の通り、慶應義塾幼稚舎の考査には
ペーパーがなく、美術と体操と行動観察のみ、面接もありません。
ですから幼稚舎を希望される方はまずは年少さんのうちから
体操と絵画の教室に通い始められる、というケースが大変多いです。
また、慶應義塾横浜初等部は幼稚舎と同じ慶應ですから、
当然初等部にも美術と体操の考査があります。
初等部のペーパー自体は、それほど難易度が高くなく、
1次試験は比較的突破することが可能な試験です。
ですが2次試験では幼稚舎と同じく美術と体操の考査が行われ
それを突破することが本当に難しいのです。
早稲田実業初等部も、ペーパー自体はボリュームが多いわけでは
ありません。ものすごく難しい問題が出るということもありません。
ということはペーパーでは差がつきませんから、美術・体操・行動観察を
のトータル点数が差を生み出すことになります。
早稲田は慶應ほどは体操の比重が大きくはないようですが、
絵画制作は必須です。
慶應義塾は福澤諭吉先生がが教育の鉄則とされていたのが
「先ず獣身を成して後に人心を養え」
ということばです。
学ぶこと以前の大前提として、「健康であることが一番で、基本は身体である」
という考えです。
慶應はとにかく健康で体を目いっぱい使うことのできる
お子さまがお好きです。
考査で一番見ているのはお子さまのふくらはぎではないか、
という噂があるほどで、運動のお苦手なお子さまが合格された
という例を少なくとも私は見たことがありません。
逆に、それほどガッチリと対策していなかったけれど、
とにかく抜群に運動神経が良く、俊敏なお子さまが
難関幼稚舎に女児でも合格された、という例はございます。
なので、慶應を希望されている場合、体操で抜きんでるというのは
大変有効な対策手段となります。
休日はご家族で野山を思い切り走り回り、何もない自然の中で
たくさん遊ぶことと、体操レッスンで指示をしっかり聞きとって
的確に俊敏に動くこと、この2つに年長春の今から取り組まれれば、
考査本番の秋には体操面は仕上がっているはずです。
また、美術については、なにが難しいかというと、
お子さまが描かれたり作られたりする作品に
「ストーリーと説明」が必要な点です。
慶應と早稲田の美術は、作品が上手で、手早く仕上がれば良い
ということはありません。
「なぜそれを作ったのか？」
「お子様のどういう体験にもとづいているのか？」
のストーリーとそれを説明する能力が必要なのです。
この「作品＋おたずね」の対策が、慶應と早稲田の対策には必須なのです。
また絵画ではテーマが、工作ではいろいろな素材が出されることも多く
日頃から様々な材料を使った制作や、様々なお題の絵画に親しみ、
それを自らのことばで説明したり、慶應であればそれを使って
遊んだりという経験を積まなくてはなりません。
なぜ今のタイミングで体操と美術の対策をおすすめするかというと
「ご家庭で教えることが難しいから」
この理由につきます。
また慶應早稲田向きの体操と美術は、プロの家庭教師でも教えることが
できる講師がとても少ないのです。
私も小学校受験のご指導が可能ですが、体操と美術のご指導はできません。
サリヴァンにも体操と美術の講師が在籍しており、
これらの専門講師は慶應と早稲田の対策を非常に得意としており、
素晴らしい合格実績を持っております。
ただ、人数が学習指導講師と比べて極端に少ないのです。
毎年体操と美術は、お受けしたくても先生のスケジュールが
完全に埋まってしまってお断りせざるを得ない状況が発生します。
もし、慶應と早稲田の体操・美術について、現在まだ対策を
しておられなかったり、塾で講座を受講しているけれども
手ごたえがあまりないという状況だったりする場合には、
何かの対策を開始されることをお勧めします。
ペーパーは短期間で伸びることが多々ありますが
体を使う力やお尋ねつきの美術に対応する力は
塾に毎週通っているからというだけでは
身につけることが難しいからです。
サリヴァンの体操・美術の専任講師のレッスン枠は今年も完全に
埋まるまであと少しというご予約状況です。
ただ、ご志望校の変更などで、各講師1枠か2枠の空きは
出ております。
もし体操・美術の個別レッスンにご興味をお持ちの方が
いらっしゃいましたら、ぜひ春休みに体験レッスンを
お試しいただけましたらと存じます。
先着順でご予約を承っております。