こんにちは! 小学校受験家庭教師のミセスサリヴァン代表の言水(ゴンスイ)です。
慶應義塾横浜初等部の考査が終わり、今年の小学校受験もあとは筑波の考査を
残すのみとなりました。
今年の早稲田実業初等部に合格された会員さまと、担当の先生からの
ヒアリングを経て、つくづく感じたのは
早稲田の合否を分けているのは
お子様のペーパー力ではない
ということです。
今年の早稲田のペーパーは
⚫︎お話の記憶
⚫︎計数
⚫︎数の組み合わせ
⚫︎ 折り紙を開くとどうなるか
⚫︎図形の組み合わせ
などが出題されたようです。
(グループによって内容が違います)
これらは問題の難易度が高いということもなく
受験準備をされているお子さまであれば
正解することは難しくないと思われる難易度です。
難しいなと思ったのは、条件画のテーマです。
たとえば男児のグループの1つでは
***********************
画用紙の右端に椅子の絵が描いてある。
長方形、涙型、半円(上半分)の形を使って
「自分が楽しんでいるところ」を描く
***********************
というテーマが出題されています。
これはなんとなく条件に当てはめて絵が描けた、ではダメです。
合格されたお子さまは
● 日頃の体験の中からテーマに合うエピソードを選ぶ
● それぞれの形にうまく当てはめて描く
● 描いた内容について質問されて自分のことばで説明する
これをクリアしていることはもちろん
●エピソードに個性があって魅力的である
これが最大のポイントだと感じました。
早稲田の考査で力を発揮するには
お子さまにしっかり身についている豊かな体験と
それをすぐ絵画に落とし込む瞬発力と説明力が
必須なのです。
そして、そもそも
エピソードを表現する画力
がなければ話にならない
ということになります。
合格者の見事に全員が、絵画の対策を早めにしっかり
行っておられたお子さまでした。
もともと慶應は美術が必須と言われておりますが
(幼稚舎はペーパーがなく、横浜初等部も1次試験通過後、
2次試験は美術と体育の考査です)
早稲田も美術、特に絵が必須だということを改めて感じた
今年の考査でした。
この絵画+お尋ねの内容を聞き取って、これはうまくいったな、
と思ったお子さまは、ペーパーが得意ではなくても
(というかむしろ不得意)見事合格されていました。
美術がご不安な方がいらっしゃいましたら
お気軽にお問い合わせください。
エピソードの聞き取りから、しっかり絵に
落とし込む力をつけること、絵の内容を説明
することまでのご指導を得意としている
美術講師をご紹介させていただきます。