こんにちは!小学校受験家庭教師派遣 ミセスサリヴァンの言水です。
今年も小学校受験本番シーズンがスタートしました。
最近はYOUTUBEばかりでブログを書いておりませんでしたが
新年長さんになられるご家庭にどうしてもお伝えしたいことがあり
久しぶりに書かせていただきます。
都内の私立小学校の試験日が決まりましたが、
〇慶應義塾幼稚舎
〇早稲田実業学校初等部
〇青山学院初等部
〇日本女子大学附属豊明小学校
少なくともこの4校で昨年までの日にちや時間からの
変更があったことが確認されています。
例えば青山はここ数年11月2日だった女児のA考査が
なんと今年は11月1日になったそうです。
そうなると難関共学一貫校の青山を狙う上での
必須パターンだった11月1日の女子校受験が難しくなります。
他にも日程かぶりのケースが数多くみられました。
日程が重なるということは、予定していた併願ができなくなり
その分リスクが跳ね上がるということになります。
日程重なりで予定していた併願校を受験できないということは
それまでその併願校に費やしてきた対策の時間とエネルギーが
残念ながら無になってしまうということになります。
受けられる学校が少なくなるのであれば、その分志望校に対する
対策の精度を上げて上位につけなければ、希望する学校に
合格できません。小学校受験は絶対評価ではなく相対評価
ですから、他の志願者に抜きんでることができるかどうかで
合格できるかどうかが決まります。
こうなると今まで以上に、志望校に沿った対策を充分な期間と
ボリュームで行わないと、ご縁をいただくことが難しくなるのです。
そんな中で2025年の11月にお子さまが新年長さんに
なられたご家庭が、今いちばんやらなくてはならない
ことは何でしょう?
それは、志望校に合格するために
この1年間で何をどう実践するのか
その戦略を立てることです。
今年の受験でも本当に感じましたが、実はいちばん危険なのは
現段階で通塾されていないご家庭ではありません。
早いタイミングから通塾を開始されなかがらも
「なんとなく」塾に通って
しまっているご家庭です。
この「なんとなく」が何を指すかというと
〇志望校のラインナップはリスクヘッジができているか?
〇通っている塾や受講している講座が志望校に合っているのか?
〇通っている塾や受講している講座がお子様のレベルに合っていて
きちんと「学べて」いるのか?
〇家庭学習の内容と進め方は適切なのか?
〇他の志願者の中でのお子様のポジション確認ができているのか?
〇ポジションが確認できている場合、上位に行くために
必要な対策をとっているか?
これらが明解ではない状況の通塾が「なんとなく」通塾です。
なぜこういう事態が発生するのでしょう?
それは昨今の小学校受験塾の値段設定がまず一因です。
値段が高額なことが「この値段の塾にこれだけ早く通っているのだから、
どこかに合格できるだろう」と、保護者さまの安心感に繋がってしまっているのです。
また、塾の先生はご志望校について「この学校はかなり難しい」とか
「ハイリスクだからやめた方がいい」とはおっしゃらないことがほとんどです。
そうなると学校の正しい難易度がわからないまま、ぬるい対策を継続し、
気が付いた時には手遅れになってしまうのです。
「小学校受験塾に通っていれば、難関校に合格できる」
「いまは成績が振るわないけれど、いつか自然とできるようになる」
「成績が振るわないけれど、結果として難関校に合格できる」
これらの考えは、昨今の小学校受験ではもはやファンタジーです。
そんなに甘くないのです。
なぜかというと、難関校は高倍率です。
その上に、公表されている倍率では見えない、強力なライバルがいます。
どんなライバルかというと、その学校の卒業生のご父兄のご家庭や
在校の兄姉のいるご家庭、いわゆる「関係者」です。
そういうご家庭は学校を知り尽くした上で、的確な対策をガッチリ
やって試験に臨みます。関係者の方が一見の受験生のご家庭よりも
熱量が高く周到に準備をされます。
そういうご家庭と同じ考査を戦わなければならないのですから、
現実を直視して戦略的に必要な対策を取らなければ、勝てません。
もしいま「なんとなく」通塾をされている方がいらっしゃいましたら、
ご連絡ください。もったいないからです、時間もエネルギーもお金も。
せっかく小学校受験の準備をされるのでしたら、合格できるやり方で
準備しましょう!

