こんにちは! 小学校受験家庭教師のミセスサリヴァン
代表の言水(ゴンスイ)です。
今日国立小学校(筑波大附属・お茶の水女子大附属・学芸大附属竹早
学芸大附属大泉・学芸大附属世田谷・学芸大附属小金井・立川国際)
の受験を予定されているまたは検討されている方向けに書かせていただきます。
年長受験生さんの保護者さまからこの時期よくいただくのが
「今からの対策で間に合いますか?」
というご質問です。
国立小学校は私立とは違い、国立の中のどの学校を希望しておられるか
にもよりますが、ペーパーがお出来になるお子さまを上からとるという
わけではないので、短期間のご準備でもチャンスは十分にあります。
ただ、短期間であってもその準備期間をどう使うか、が大切です。
「国立は抽選があるから合否は運次第」
そんなイメージを持つ方もいらっしゃるようですが、
実際は違います。
ペーパーその他小学校受験らしい考査が抽選通過後に
ガッチリと実施される筑波大付属小はもちろんですが、
ふんわりとした考査内容のイメージのお茶の水や竹早小でも
見るべきところはしっかり見られますので、対策は必要です。
抽選通過して考査を受けることができることになった場合の
チャンスを存分に活かすために、対策しましょう!
もちろん、最初の抽選のない世田谷や小金井、最初の抽選
倍率が低く考査を受けられる可能性の高い大泉などは
迷わず対策開始してください。
なお、私立小学校を受験される予定で、私立の志望度が高い
場合にはまずは、私学に全力投球がお勧めです。
私学のどの学校を受験されるかにもよりますが、
今やっておられる私立の対策がそのまま、国立の対策のベースとなります。
私学の考査の直前期である今、並行して国立の対策をするのは
ご負担が大きいですし、取り組みが散漫になって対策の質が下がります。
また、国立のご希望で私学を練習校と考えておられる場合も
少なくとも受験される私学の過去問には取り組みましょう。
「練習校」のつもりで受験された私学からご縁をいただけなかった場合
メンタルに大きな打撃を受けます。
昨今どの学校も倍率が上がっておりますから練習校と
お考えの場合にもやるべきことをやらないと、不合格になる
ケースが発生します。
なお、もし現段階で練習校のつもりで受験された学校から
ご縁をいただけていない場合は、速やかに本命校の考査までに
修正するべき部分を修正しましょう。
合格するはずの学校から合格をいただけなかった、ということには
なにか必ず理由があります。
「たまたま調子が悪かった」
「たまたま行動観察でのグループ運が悪かった」
それだけが原因で不合格になるケースは少ないです。
ご縁がいただけなかった事実を真摯に受け止め、
なにが原因だったのかを考え、本命校の考査までに
直すべき点を修正することが大切です。
修正がちゃんとできれば、本命校に合格できる可能性が
跳ね上がるのです。
なお、国立であっても私立であっても
不合格になりやすい2大要因は
1.準備不足
2.お子さまのコンディションが悪かった
この2つです。
また、バランスに注意が必要なのもこの2つです。
なぜかというと、準備不足を避けるためにと
ご準備の開始が遅かった場合ほど、短期間に
対策を詰め込んでしまうことで大きな負担が生じて
お子さまのコンディションが悪くなる、ということが発生するからです。
特に国立の対策のコツは、バランスです。
まずは国立小学校の過去問を見てみてください。
筑波大附属小のペーパーを除いては、あれ?そんなに難しくない?
と感じる保護者さまが多いのではと思います。
そうです、考査での出題自体の難易度が高いわけではありません。
ぺーパーで差がつくというよりは巧緻性や行動観察、発言力、
取り組みに向かう姿勢などお子さまのトータル力で合否が分かれるのです。
お子様のコンディションをよく見ながら、
負担が少なくなるようにたとえば取り組みの時間を
小分けにして1回の取り組み時間を短く、
だけれどもしっかり集中して行うことにしたり、
間に体を動かす時間を作ったり、お子さまの
好きなことから発展させた工作に取り組み、
できたもので遊んだり、工夫しながら
「親子で楽しく」対策してくださいませ。
なお、国立の小学校は学校説明会が少なく
またHPで公開されている内容も限定的なので
「学校の雰囲気がわからない」
「学校が何を大切にしてるかわからない」
「どう対策したらよいかわからない」
こういうご相談をよくいただきます。
そういう場合は迷わず、国立の対策を得意としている
家庭教師や教室の先生に相談してください。
貴重な準備時間を、的外れな対策に費やしてしまうことほど
もったいないことはありません。
今年長さんの場合、これから考査までに一番大切で貴重なのは
間違いなく時間です。
短くとも有意義で濃密な準備をされて、ぜひ
合格をつかみとってくださいませ。
なお、下記に以前アップした筑波大付属小の対策についての
記事を転記します。