合格する夏休み後半の過ごし方






こんにちは!幼児・小学校低学年向け家庭教師派遣

ミセスサリヴァンの言水です。

今年も毎日暑い日が続いておりますね。

受験生さんは夏期講習の後半に入り、暑い中の通塾で

親子でお疲れも出てこられる頃だと思います。






今日は秋の小学校受験合格に向けての

夏休み後半の過ごし方について

私のお勧めするポイントを3つお伝えさせていただきます。





1.取捨選択をしましょう


昨今、小学校受験塾の講習会の申込のタイミングは

どんどん早まっています。

期日を過ぎると申し込みができなくなるので

5月または6月初旬には夏期講習の申込をされていると思います。

申込から受講までに2か月ほど間が空くことになるのですが

そういう場合に発生するのが、お子さまのその時の状況や

ご志望校の順位の変動による、講習会とのミスマッチです。





実際に通い始めてみて、授業のレベルがお子さまの状況と合わない、

受講してお子さまに力がついている手ごたえを感じない、

ご志望校として優先順位の下がった学校の対策だった、

思った以上に負担が大きく復習の時間が取れない、

などの状況が発生します。





その場合、年長さんの夏期講習であれば、授業をお休みするという

選択がとても有効に作用することがあります。

もちろん、費用を払っておられますので、行かなければ勿体ない

とのお気持ちよくわかります。

ですが、あと2か月半で受験本番を迎える現在の状況で

一番大切な資源は

時間とお子さま保護者さまの気力・体力です。

まして今年のようなとんでもなく暑い夏には、塾への

往復だけでも負担は大きいですから、

特に親子のメンタルを健康に保つための

スケジュール調整は必須です。

疲れていて良いことは何もありません。





その講習会が本当に今のお子さまに必要か?

それを冷静に客観的に判断してください。

もしお休みされた場合でも、きちんとした教室であれば

欠席教材を後でいただくことができるはずです。

保護者さまとでも家庭教師とでも、ご家庭で

取り組んでいただけたらと思います。





取捨選択が必要なのは、お家でのお勉強もそうです。

受験生の夏であればやりたいことは山ほどあります。

塾の講習会の復習も、1学期にやったことの総復習も

ご志望校の過去問や類似問題も、やりたいですよね。

ただ、全部をこなすことが不可能だったり、

効率が悪かったりすることもあります。




今からはお子さまの状況とご志望校に合わせて、

これは必要、これは不必要というように、

やるべきことの優先順位をつけて取捨選択しましょう。

どれを優先すべきかわからない時は、

お教室の先生にでも、家庭教師にでも聞いてください。

お子さまの現在の状況とご志望校を開示されれば

受験の専門家であれば必ず的確なアドバイスをくれるはずです。

詰め込みすぎてお子さまのやる気と輝きが失われてしまう、

これが夏休みに最も避けていただきたいことです。




2.夏の成長を記録しましょう





夏休みはお子さまがぐんと成長される時期です。

7月中に願書の添削を終えておられるご家庭も多いかと

思いますが、夏休みを挟んで考査をお受けになる

秋までにお子さまの好きなこと・夢中になっていることが

変わったり、得意なことが増えたり、

ご家庭での過ごし方が変わるということがよくあります。




せっかくなのでぜひ、夏休みにお子さまが頑張られたことや

成長を感じられるようなエピソードなどを記録して

おいてくださいませ。

それをぜひ願書に書いたり、面接の質疑応答時に使いたいからです。

記録しておかないと、ご多忙な夏休みの終わる頃には

忘れてしまいます。





願書をあまり早期に書き上げてしまうと、秋の考査と

面接をお受けになる時に、願書に書かれたお子さま像と

実際のお子さまが違っているということが生じます。

そうするとお子さまのリアルな魅力が伝わらず大変もったいないのです。

記憶することはもちろん大切ですが、お子さまの貴重な

夏の成長についてはぜひ記録(メモでも何でも)を取ってくださいませ。





3.楽しい時間を過ごしましょう




今年小学校受験されるお子さま・保護者さまは

今年の夏、大変な思いでご準備に取り組んでおられると思います。

受験までの貴重な時間の中で出来る限りのことを

しようと頑張っておられると思います。




小学校受験では、お子さまのお勉強はもちろん、

それ以外に必要なことがたくさんあるので

お勉強以外の時間でも、お手伝いをしてもらったり

面接対策のための質疑応答の練習をしたり、

生活まるごと受験体制になっておられるという

場合も多いと思います。





そんな中で、お子さまと遊びに行く、家族で楽しむという場面でも

行先ややることを「受験に役立つか」という観点で

選んでしまうということがあると思います。

ですが受験に役立つかどうかは置いておいて

親子で楽しい時間をぜひお過ごしください。





どこに行くのか?何をするのか?

選ぶポイントはずばり、お子さまの行きたいところ

お子さまのやりたいことです。

幼児には遠くまで行かなくても、長時間を要すること

ではなくても、楽しめる場所や遊びがたくさんあります。





猛暑ですから、お家の中でテントを張っての

キャンプごっこも楽しいですし、

お家でリビングにビニールシートを敷き詰めての

すいか割りや、ヨーヨーすくいも良いですね。

ご家族で好きな具材を用意しての手巻き寿司パーティーや

白玉団子やフルーツポンチなどの冷たいデザートを

一緒に作っていただくのも素敵です。





大切なのは保護者さまも、お子さまと一緒に心から楽しむことです。

お子さまはご両親のお気持ちに敏感です。

「早く終わらせてプリントをやらなくちゃ」

などと思っていらっしゃると、その気配を感じてしまいます。

お勉強はもちろんしなくてはなりませんが、

幸い今は朝6時前には明るくなりますから、

お休みの日に親子で早起きされてやるべきことをやっても

まだまだ時間はあります。

ぜひ親子でリラックスしてたくさん笑ってください。





小学校受験に合格することはもちろん大切ですし

それを切望しておられるご家庭のお手伝いを

長年させていただいておりますので、

ご両親のお気持ちはとてもよくわかります。

ですが、受験するしないにかかわらず

お子さまの幼児期はご家族にとって宝物のような貴重な時間です。

楽しむことを絶対に忘れないでほしいですし、

結果としてそれによってお子さまのコンディションが

とても良くなることも大変多いのです。