受験本番までに身につけるべき項目チェックリスト





こんにちは! 小学校受験家庭教師のミセスサリヴァン の言水です。




もう少しで新学期です!春休みがスタートし、新年長さんは春期講習を受講される

ご家庭も多いかと思います。




現在、新規のご相談を多くいただいている中で

よくいただくご質問の1つが

「考査本番までに

何をどれだけやればよいのか?」

というご質問です。






このご質問、たぶんどの講師も答えにくいと思います。

なぜなら、お子さまの状況によってもご志望の学校によっても

答えるべきことが違うからです。





そして何よりも

「やった内容と量」は

「身に付いた内容と量」は

同じではない、というよりは

ほとんどの場合違うからです。






ですので、何が身についているのかどうかが、大切です。

それを見極めるうえで大変参考になるのが、模擬試験です。

項目別に点数が出て、平均点も出ますから、

お子さまの得意・不得意や、理解している分野と

理解できていない分野を模擬試験から読み取ることができます。





ただ、模擬試験も万能ではなく、たとえば

教室によって模擬試験の難易度も受験する生徒さんも

違うため、偏差値がとても甘く出てしまう模擬試験もあります。

また、たまたま出題された問題とお子さまの相性が合ったり

合わなかったりということもあるので

模擬試験の成績だけで抜け・漏れがないかを判定することは

模擬試験の受講回数が少ない内は特に、リスクが高いと思います。






身につけるべき事柄が身についているかを判定する

客観的な資料として、ミセスサリヴァンではまずは

ペーパー分野をメインとしたチェックリストの導入を始めました。

数、言語、常識、推理思考など、必須分野に別れています。

たとえば数であれば

◆ 数を足したり引いたり違いを出すことができるか?

◆ ある数を与えられた数の束に分けることができるか?

◆ 数種類の数を比較し、何番目に多い少ないがわかるか?

  その差がわかるか?

◆ 基準になるものをみつけて、それがいくつで成り立って

  いるか考えることができるか?置き換えができるか?

◆ ある数を分割したうちの1つの数をみて残りの

  隠された数(補数)がわかるか?



こんな項目がリストアップされています。

(これで全部ではもちろんありませんが)

サリヴァンで導入したリストは、小学校受験の指導講師が

使うので、各項目ちょっと固めの表現となっておりますが


◆ 数を足したり引いたり違いを出すことができるか?

「数の増減」と呼ばれる分野です。



◆ ある数を与えられた数の束に分けることができるか?

「数の分割・束」と呼ばれる分野です。


市販の問題集でも、理英会のばっちりくんドリルや

こぐま会のひとりでとっくんドリルなど

細かく分野が分かれたものがありますから、

そこから分野を拾ってチェックリストを作成することは

どなたでも可能だと思います。





もし「抜け」「漏れ」をなくして完成度を

高めたいとのご希望がある場合は、チェックリストを作って

お子さまが理解しているかをチェックしていただければと思います。




ちなみに、実はチェックリストすべてにチェックが入っていても

模擬試験や実際の考査で力が発揮できない場合が発生すると思います。

なぜなら、特に考査本番では

「発問を聞き取らないと回答できない問題」が出題されるからです。

どんなに抜け漏れなく各分野を理解していても

発問をききとれなければ正解できません。

ただ、逆を言えば発問が聞き取れていても、そもそもの

概念が理解できていなければ答えることができませんから、

抜け漏れがなくなるような丁寧なチェックと同時に

聞き取り力を高める練習をぜひなさってくださいませ。






新学期を目前に控え、サリヴァンの講師のレッスン枠も

着々と埋まっていっておりますが、

ご希望(レッスン内容と曜日時間)にもよりますが

まだご案内可能な枠がございます。

もしあと7か月後(10月校であれば半年後)の

考査に向けてご不安な場合は、お気軽にご相談くださいませ。