こんにちは!幼児・小学校低学年向け家庭教師派遣のミセスサリヴァン
代表の言水(ゴンスイ)です。
国立の小学校は非常に人気が高く、国立が密集する文京区茗荷谷の3校(筑波大学
附属、学芸大附属竹早、お茶の水)はいずれも最初に抽選があり、1校も考査が受け
られない可能性があるため、小学校ではなく幼稚園で入りたい、そうお考えの方も多
いかと存じます。
筑波大附属小学校には幼稚園がなく、またお茶の水女子大学附属小学校は男児の
場合中学校進学時に50%、高校進学時には100%外部を受験することになるため、
学芸大学附属幼稚園竹早園舎に魅力を感じると聞くことが多くあります。
ですが、竹早園舎は非常に倍率が高く、男女合わせてわずか30名の募集枠に
550名もの応募があり、その中の55名しか考査を突破することができません。
実に考査の倍率が10倍あるのです。そしてその後に抽選があり、
考査を通った方のうちの55%の方竹早園舎への切符を手にすることができるのです。
非常に高倍率かつ、私立の幼稚園と違って好まれるご家庭像・お子さま像がはっきり
しないため、竹早園舎の考査は宝クジのようなもの。と言われておりますが、昨年度
の考査で竹早に合格されたお子さま・ご家庭を担当した先生に聞くと、非常に倍率が
高く難しい考査ですがですが対策ができないわけでは決してない、
ということがわかりました。
1.親御さんの面接
2.お子様の面接
3.親子遊び
4.自由遊び
これらが考査の全容ですが、これらを通じて、見られていると思われるポイントが
下記です。
<お子さまのポイント>
〇お子さまが堂々としていて、意思の強さが感じられる
〇お子さまが快活で、運動神経の良さが感じられる。活き活きとしている。
〇竹早園舎の、自主性を重んじ、お子さまに自由に行動させたい校風に合っている
〇竹早園舎の校訓の「誠」(創りあげられた個ではなく、本来の誠に自分を出す)
ことができている
〇素直で率直だけれども基本的なマナー(しつけ)をしっかり身に着けている
〇マナーの中でも特に、出したもの・出ているものをきちんと片付ける習慣が身に
ついている(合格されたご家庭では、共通してお子さまがお母さまの分まで玩具
や椅子をさりげなく片付けてから退出されています)
〇遊びの引き出しが多い。日ごろからお母さまはもちろん、兄弟家族との交流が
多く、豊かな会話がある。( お教室での訓練や付け焼刃で得られるものではなく、
日ごろからご家庭でご家族の交流が十分にできていて、親御さんがお子さまを
よく見ている)
〇面接時にきちんと自分で考え、教えられた回答ではなく自分のことばで子どもらしく
答えることができる
<お母さまのポイント>
〇親子遊びで お母様もお子さまと一緒に見えないものに想像力を働かせて広げる
事ができる。目線と心を子どもの位置に合わせて、縫いぐるみなどの中に、ご自分
の魂を入れて話すことができる。
〇親子遊びの際にお母様がお子さまを誘導したり、指示することをしない。
〇お母様が親子遊びを一緒に楽しむ事ができること。お母様が楽しければお子様も
楽しいはずなので、二人で見つめ合い心から楽しむ事が出来ることが大切。その
様子に普段からのお子さまへの接し方が現れます。
〇お母様がひとつひとつの題材に興味を持ち、想像力を働かせて、たとえ、何も物が
なくても楽しくお子さまと遊ぶことができること
学芸大学附属幼稚園竹早園舎に合格されたご家庭は、お子様とお母様が
これらのポイントをおさえておられるケースが大変多いのです。
ちなみに昨年度の考査では、お子さまに
〇好きなたべものは何か?それはどうしてか?
という質問があったそうです。
好きなたべものは練習しておけば答えられる場合が思いますが、なぜ好きか?
と聞かれた場合、どうしてそれを好きかはお子さまがご自身で考えて答えなくては
なりません。
また、親子遊びではライオン、カエル、ネコの顔のついたカップ
を渡され、それで親子で遊ぶように指示されたそうです。
顔のついただけカップでどうやって遊ぶのか?日ごろから少ないアイテムで想像力を
膨らませて遊ぶ習慣がなければ、とても間が持たず楽しくは遊べません。
竹早の考査ではそのために塾に通うなど特別な対策を取ったご家庭も取られなかっ
たご家庭も合格されています。ということは塾に通うよりも、
遊びをクリエイトすることや遊んだあとの片付け、
お母様からお子さまへの声かけを工夫するなど、
ご家庭でできることをしっかりすることが大切ということです。
来年度以降に学芸大学附属幼稚園竹早園舎を受験される方の参考になれば
幸いです。ちなみに、
「お子さまにどうやって声掛けしていいかわからない」
「親子遊びを楽しく行うやりかたがわからない」
そんなお母様がいらしたら、ミセスサリヴァンにご相談くださいませ。
ご興味をお持ちをお持ちの方はこちらのページからどうぞ。