【小学校受験】ハッとするような魅力的な表現力のつけ方

こんにちは!幼児・小学校低学年向け家庭教師派遣のミセスサリヴァン

代表の言水(ゴンスイ)です。

 

小学校受験において、最近とくに重要なのが、お子さまの

「表現力」と「発表力」

です。

 

小学校受験には面接がある学校が多く、

(面接がない場合は考査の最中にさりげなく先生から質問があります)

面接対策はみなさん当然されます。

過去問をみれば、過去の考査でどんな質問があったのか

わかりますから、実際にお子さまに質問をして答える

練習をすればいいのです。

練習しておけば同じ質問またはそれに近い質問を

されたときにそつなく回答することはできます。

なのですが問題は

その回答を魅力的なものにできるか?

という点です。

 

たとえば、この質問にはこう答える、というように

回答を決めてしまうと、質問にきちんと回答できる可能性は高まります。

なのですが、最近はどんなにトレーニングしたとしても

それだけでは難関校には合格できていません。

 

なぜか?というと

質問について何か回答すると、つぎに

その答えについての突っ込んだ質問がされるからです。

「 好きな動物はなんですか?」

というごく一般的な質問に

「キリンです」

と回答したら、

「実際に見たことがありますか?どこで見ましたか?」

これはもしかしたら聞かれるかも知れないと当然予想できます。

ですが、実際の小学校受験の面接では

「キリンと遊べるとしたら、あなたなら何をして遊びますか?

こんなことが聞かれているのです。

こうなると事前に回答を考えて練習しておくのは不可能で、

お子さまが自分の感性で考えるしかありません。

 

また、そもそも前もって考えてあった回答で

答えているということを、面接官の先生はわかってしまう

ことが多いと思われます。

お子さまが質問に対して全く迷いなく即答するからです。

そうなると、その回答が的外れでなかったとしても

お子さまの利発さや発想力などの魅力を、面接で

アピールすることが非常に難しくなります。

 

特に「自分で考える力」を重要視する学校が増える中、

面接の場面で輝くのは、質問に対して自分できちんと

考え、自分のことばで誠実に回答できるお子さまです。

その回答にお子さまの感性が光っているとさらに魅力的です。

 

ではお子さまの表現力を磨くにはどうしたらいいのでしょう?

私が考える方法は下記の3つを大切にすることです。

 

1.体験を大切にする

 

まずは、表現するべきものを体験によって身に付けます。

小さいお子さまは自分の体で体験したことでなければ

自分のことばで語ることができません。

自分が好きな絵本がなにか?を知るには、まずは

いろいろな絵本を読む経験が必要です。

読んだ絵本が少ないと、どういう絵本に、

どういう場面に自分が魅力を感じるかがわかりませんから、

絵本のタイトルまでは答えられるようになりますが、

その絵本の魅力についてお子さま自身が語れるようになりません。

 

好きな絵本を例にとりましたが、

何をして遊ぶのが好きか、好きな動物は何か、

どこにいってみたいのか、などなど、

自分でそれを体験した、見た、触った、という

体験がなければ、答えることができません。

面接以外でも、たとえば慶應義塾幼稚舎や慶応横浜初等部では

絵画制作の考査中に、作っている作品について質問されます。

合格をいただいたお子さまは質問をたくさんされている

ケースが多いのです。

制作の考査で画用紙の犬をつくったお子さまは、

犬の体にお花紙をつけたそうです。

先生からどうしてお花紙をつけたのかを聞かれたときに

可愛がっているおばあちゃんのおうちの犬にさわると

フカフカして気持ちいいから、と答えて合格したそうです。

それを聞いたときに、わんちゃんを撫でたときのあの

フカフカした感覚が私にも伝わりました。

これが、体験の力です。

 

2.豊かな会話を大切にする

 

おもしろいのですが、質疑応答形式の面接練習だけだと

どんなにやってもハッとするような魅力を感じる

お子さまの回答を引き出すことは難しいのです。

今年、面接でとても良く答えられたと思われる回答を

された生徒さんの担当の先生方にどうやったのかを

聞いたところ、どの先生からも帰ってきたのが

「お子さまと会話する時間をじっくりとった」という答えでした。

 

お母様や講師が一方的に質問をし、お子さまは

それに回答するだけというスタイルではなく、

二者、場合によっては三者での対話のなかで、

お子さまの自分の体験で得たものを表現する力が育ち、

ことばを選ぶ感性が磨かれるのです。

 

朝夕の食事時や休日の外出先で、いつも

ご家族で楽しい会話をたくさんされているご家庭のお子さまや、

お祖父さまお祖母さまとの交流の多いご家庭のお子さまは

会話力が育ち、結果として表現力と発表力に優れている

ということが多々あります。

 

お子さまから面白い表現や個性的な回答を引き出そうと

されるのであれば、ご家族がそのお手本となって

お子さまにそのやり方をみせてあげましょう。

豊かな会話が表現力と発表力を育みます。

 

3.ゆとりの時間を大切にする

 

そして最後に大切なのが、お子さまにゆったりとした

ゆとりのある時間をすごさせてあげることです。

これは一見、表現力や発表力をつけるのに関係がなさそうですが、

大切なポイントです。

 

大人でも、毎日時間に追われてあわただしい時間を過ごしていると

季節の移り変わりや、日々の生活の細やかなことから

なにか感じたり、それについてじっくり考えたりすることは難しくなります。

お子さまは睡眠時間が長い分、稼働時間は大人よりずっと

短いですから、ゆっくりと時間を忘れて好きなことをする時間を

ぜひ確保してあげてください。

 

小さい頃は誰しも、小さなことにでも日々驚きや感動を得ます。

大人になってそれがが減るのは、経験値が上がったから

という理由だけではなく、生活のなかでのタスクが増えて

自分の感性のままに楽しむ、感じる時間的なゆとりがなくなるからです。

 

子供時代は心が柔らかく豊かな感性をもっているはずですが、

いつも時間に追われてタイトな生活をしていると、

お子さまの想像力や感性は磨かれる場を失ってしぼんでしまいます。

ゆっくりと自由にすごすゆとりの時間こそが、お子さまの

想像力や感性を育みます。

 

私たち家庭教師からみると、例外なくどのお子さまにも、

はっとするような魅力的な個性の片りんがあります。

それは教えられたものではなく、そのお子さまだけの感性です。

丁寧にそれを見つけて、大切に育んでくださいませ。